今日は半休をいただいて、ミュージカルを観に行ってきました。
私はよく舞台を観に出かけたり、ライブを聴きに行ったりします。
でも、舞台もライブもしばらくすればBlu-rayやDVDになるし、ライブよりCDのほうが歌は上手いのでは?と聞かれることもしばしば。
では、なぜ私は「ナマ」にこだわるのか?
今日はその理由をご紹介します。
理由1:皮膚感覚とライブ感を鍛える
私が舞台やライブの場に出かける一番の理由が「皮膚感覚とライブ感を鍛える」こと。
インプットには通常、五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)を使います。
私個人の感覚ではありますが、インプットする際はなるべく多くの感覚を使ったほうが実のあるものを取り込むことができ、かつ記憶にも残りやすいと考えています。
わざわざライブ会場に出かけなくても、Blu-rayやDVD、CDでも同じものを観たり(=視覚)、聴いたり(=聴覚)することはできます。
でも、舞台やライブのような「ナマの場」に行くことでしか得られない感覚があるんです。
例えば、私は同じ舞台やライブを複数回観に行くことがあり、同じ脚本、同じセットリストなのに、その日の観客のノリや天候、役者やミュージシャンの方々の体調などによって、毎回異なる舞台・ライブを観ることができます。
コレはまさに「ナマの場」ならでは。
当ブログで取り上げるセミナーや講演会、勉強会でも同じことがいえます。
似た内容の話でも、聴衆者が異なれば、登壇者の話し方や内容の濃淡は変わりますし、質疑応答も毎回違いますよね。
理由2:身銭を切ってインプットする
理由1で「深く記憶に残したいなら、なるべく五感を働かせる」ことを書きました。
2つ目の理由に挙げる「身銭を切る」のは、その次に重視しています。
私はせっかくお金を払うなら、なるべく多くのモノを吸収して帰りたいと考えています。
いわゆる「費用対効果」の最大化ですね。
そのときにしか観ることのできないモノを、身銭を切ってわざわざ足を運ぶからこそ、最大限のインプットを目指すし、結果としてナマの場でしか得られないものを手に入れる。
これが私にとっての「ナマの場」にこだわる理由です。
■編集後記■
ライブに行くと、低音がお腹に響く感じがしませんか?
あれもナマならではの感覚です。
家でいくら大音量でライブ映像を観ても、あのお腹に響く感覚は得にくいですよね。
(完全防音の部屋で爆音で聴けば別かもしれませんが(笑))
もちろんヘッドホンで音量を上げても、あの感覚は得られません。
科学的に証明されているか分かりませんが、おそらくライブでは「聴覚」や「視覚」だけでなく「触覚」、つまり皮膚でも音をキャッチしているような気がします。
芸術の秋、皆さんはどんな「ナマの場」に出かけますか?