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「GIVEするモノがない」は嘘

「GIVEするモノがない」は嘘

最近よく、「○○さんと仲良くなるには、どうすれば良いですか?」という質問をいただきます。
Facebookで著者さんやイベントなどでよく登壇される方々と、絡ませていただいているからかな?

私は「この人ともっと仲良くなりたい!」と思ったら、勇気を振り絞って食事会(主に肉)にお誘いしているんですが、この会の写真をFacebookでアップすると、たいてい複数名の方から、「自分も○○さんと食事に行きたいです!」というようなメッセをいただきます。

「ご自分でお誘いしてみては?」って返事をすると、「GIVEできるモノがないと断られるから……」と言われます(もしくは返信しても無視されます)。

でも、「GIVEできるモノがない」人なんて、本当にいるんでしょうか?
私は「いない」と断言しています。

例を挙げてみましょう。あくまで「私がGIVEするとしたら」です。

目次

何の取り柄もない(と思っている)ヒトがGIVEできるモノ

相手がビジネス書の著者さんの場合

例1)著書を読んだ感想をブログに書いて、URLをTwitter等でシェアする

Twitterアカウントをお持ちの著者さんも多いので、まずはアカウントを含めてツイートしてみます。

【読了】無我夢中で読破しました!○○がササりました!@○○さん(アカウント)、素晴しい本をありがとうございました! 詳しい書評はコチラ→http://~(URL)

みたいな感じ。運良くリツイートしてもらえれば、著書に興味あるヒトの購入のキッカケになるかもしれません。
もちろん、たいていの著者さんは感想を聞けるだけで嬉しいはずです。

著者さんがアカウントを持っていない場合は、出版社のアカウント宛にツイートしてみるのもアリかと。

例2)著者のブログにコメントを残す

最近はコメントを受け付けていないブログも多いので必ずしも有効とは言えませんが、TwitterやFacebookが一般的になるまで、ワタシはこの方法をコツコツ続けていました。

例3)サイン会で直接感想を伝える

大勢のヒトがサイン会に来るので短時間ではありますが、読み終えた本であればフセンを貼ったままサインしてもらいます。
複数の著者さんから伺ったんですが、「どの箇所にフセンを貼ったのか?」はかなり気になるそうです。
+α感想をヒトコト伝えられると、さらにGIVEが増えますね。

相手が尊敬する経営者や起業家の場合

例1)BtoCのサービスを提供している会社であれば、実際に使ってみた感想を伝える

当然といえば当然ですが、意外とやっていないヒトも……それじゃ単なるミーハーですよね。
余談ですが、キャリアカウンセラー時代、第一志望の企業のサービスを一度も使っていないカスタマーがたまにいて、相当ビックリしました。。

例2)例1をさらに発展させて、数人で使ってみた感想をまとめる

実際に「御社のサービスを20名の友人に使ってもらい、その感想をレポートにしました。ぜひお話させていただく時間をいただけないでしょうか」と言って、憧れの経営者に会った友人がいます。
その経営者曰く、「アンケートに答えて○○をもらおう」的なプラス意見しか出てこなさそうなモノとは異なり、本音を聞くことができそうで、興味を惹かれたとのこと。

例3)相手が主催しているイベント・勉強会等に参加する

直接感想を伝えられなくても、後日ブログやTwitter・Facebook等で感想を伝えます。

GIVE

「感想」だって充分なGIVEになる

上記に挙げた例は、ほぼ全て「感想を伝える」ことです。
「え?それだけ???」って思うかもしれませんが、「感想」ではなく「フィードバック」と考えるとシックリきませんか?

私自身、著者でも著名な経営者でもありませんが、イベント等で名刺交換をする際、「マナビシェア、読んでます!」って言っていただけると、飛び上がるほど嬉しいです。

私のブログは趣味の領域ですが、経営者にとっての商品・サービスや、著者にとっての著作は、仕事として精魂込めて作っているモノですよね。
だからこそ、実際に使っている消費者や、読んでくれる読者の感想は、何よりのGIVEになると思いませんか?

別にポジティブな感想ばかりじゃなくても良いと思います。
著名な人たちは、いわゆる「おべっか」に慣れています。

だから、本気で言ってるのかそうでないのかは、絶対にバレると思うんですね。
もちろんネガティブすぎる意見やイチャモンは論外ですが、改善して欲しいポイントをキチンと伝えることだって、充分GIVEだと思います。

知らないヒトと食事に行きますか?

冒頭の話に戻りましょう。
「○○さんとゴハンに行きたいんですけど」と言われることについて。

私がそう言われた場合、自分で誘えば? という他に、「なんで?」と理由を聞いています。
大切な友人を紹介するわけですし、皆さん忙しいので、よく分からん理由で貴重な時間を割いてもらうのは気が引けるので。

「このヒトとこのヒト、引き会わせたい!」って思ったら、本人から頼まれなくても勝手に紹介しますが(笑)、そこで想起される人に共通するのは、何らかの「タグ」を持っていること。
タグ=強みと置き換えても良いと思います。要するに、「○○といえば、**さん」と思われる存在になること。

あなたのタグは?

尊敬する方たちとゴハンに行く時、私は未だに緊張します。
お店選び・人数・時間帯などなど、いつも全力でやります(相手に全力っぷりは見せないようにしていますが、たぶんバレてます笑)。

ある方と仲良くなってゴハンに行けるようになるまで、Twitterでコメント・相手のブログにもコメント・自分のブログに紹介・時間の許す限り講演会に行く……とコツコツ続けて3年くらいかかったこともあります。

でもコレって、「本当に尊敬している」からできることであって、単にミーハーな気持ちじゃココまでしません(というか、できません)。

だからこそ、そう簡単に「紹介して!」って言われても、ケチだからとかではなく(こないだ「ケチ!」ってメッセがきてビックリしました笑)、ほいほい紹介することはできません。

まずは自分からGIVEできることを探して、コツコツと実践する。
そうしたら、自然に良いご縁ができるものだと思います。

※ちなみに例で挙げたコトを実践して何も起こらなくても責任持てないのであしからず。おそらく「伝え方」「伝える内容」のいずれかに問題があると思いますが、そこは自己責任で。

タグの話について、最近こんな記事を書きました

LinkedIn日本代表の村上さんに取材した記事です。
「人脈」って言葉、私もあまり良い印象を持っていなかったんですが、村上さんに「ネットワーク」と捉えることを教わって、スッキリ腹落ちしました。

PRパーソンは、自分のタグを活かし健全な「ネットワーク」を築いていくべきーーLinkedIn 村上臣さん

■編集後記■

数年前、個人ブログに書いた記事をリライトしてみました。
最近はおとなしくしているので(笑)、「○○さんと食事に行きたい」と言われる機会は減りましたが、タグ=強みの話はいろいろな場面で耳にするようになったなーと感じています。

最近の取材でいろいろ感じたこと・考えたこともあるので、コレについては別途記事にしますね!

■参考書籍


「GIVEするモノがない」は嘘

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