今日は新宿のアサヒカルチャーセンターで開催された関谷英里子さんの講演会に参加してきましたよ!
タイトルは「同時通訳の世界 − もう一人の演説者」
エリエスさんでやってる英語をガッツリ学ぶセミナー(さすがに参加してないw)以外だと、英里子さんの久しぶりの都内での講演会♪
そりゃもう最前列を確保するしかないでしょ!
と意気込んだものの、想像以上に講師席が近くて、なんかキンチョウしちゃいました(笑)
講演会といいつつ、いきなりWORKがあったり、同時通訳を目の前で実践してくださったり、盛りだくさんな内容でしたよ!
さっそくメモの内容の一部をシェアします!
HOWではなく、HOW MUCH!
冒頭のスライドで出てきたのが以下の文章でした。
It’s not about “HOW” anymore.
It”s about “HOW MUCH” you use the language.
英語学習について、「どうやるか?」ではなく、「どれだけやるか?」ということですね。
では、英語上達のポイントって、何なんでしょうか??
関谷さん曰く、
「インプットとアウトプットを繰り返すこと」
とのこと。
昔と比べると、今はスマホのアプリやWeb上に無料教材がたっくさんありますよね。
でも、無料の教材はインプット中心。
だから、お金と時間を投資して、アウトプットする機会を持つことが大切とのこと。
実演!同時通訳!
今回、これがイチバン感動しました……!
関谷さんの同時通訳、実は一度しか拝聴したことがないのですが、通訳ブースで同時通訳をされていたので、目の前で拝見するのは初めて!(後で伺ったら、講演会で同時通訳を実演してみるのは、今回が初めての試みだったそう)
題材となった映像がコレ↓
FacebookのCOO、Sheryl SandbergのTEDですね。
約1分ほどでしたが、素晴らしかったです!!全ワタシが泣いた!
同時通訳者の目的は、「話し手と聴き手の心を通わせる」こと
関谷さんが同時通訳をする際に心がけていらっしゃるポイントについて。
「このヒト(通訳する相手)が、英語 or 日本語を話したら、どんな感じ?」
と想像して、声優さんのように話すことを意識されているそうです。
声色とか、声のトーンとか、話者と同じテンションで話すイメージですかね。
あとは、「聴いているヒトには、どう聴こえるか?」も意識されているとのこと。
具体的には、言葉のクセ(あー、とか、えー、とか)、息づかい、喉の音(緊張すると鳴るヒトがいるそう)、資料の紙をめくる音などに注意を払っていらっしゃるそうです。
ちなみに、同時通訳の現場での関谷さんは、
「左耳でスピーカーの英語、右耳で自分の通訳している音声を聴きながら同時通訳している」
とのこと。
ど、どんな耳をしてるんだ…!
「左右を逆にすると上手くいかない」っておっしゃってたけど、そもそも別の音を同時聴くこと自体、フツーじゃないですから!聖徳太子か!
同時通訳をする際、「通訳者はあくまで媒体」と言い切る関谷さん。
- 自分の訳の正解・不正解に気を取られない
- レスを早く、表現を言い切ること
- 自然な訳にする(直訳に囚われない)
などのポイントを意識しながら、日々現場に臨んでいらっしゃるそうですよ!
関谷さん流 単語の覚え方
会場からの質問で、「単語はどうやって覚えているのですか?」というものがありました。
関谷さんの答えは、「反復練習が大切」とのこと。
関谷さんは今でも単語帳を作っていらっしゃるそうですが、その作り方にポイントがありました。
単純に英単語+意味を書くだけでなく、どういうコンテキスト(文脈)で使ったのか、例文とセットで覚えたり、言い換え文を作ってみたりして覚えているそうです。
やっぱり、英語学習に近道なんてない、地道にコツコツ続けることが大切なんだ、と改めて気づかせていただけた講演でした。
そういえば、以前『日経ビジネスアソシエ』の英語特集で、関谷さんが「辞書サーフィン」について話していらっしゃったのを思い出しました。
1つの単語に対して、英和辞典・英英辞典・類語辞典(あと1つは失念)を行ったり来たりするのが楽しい、という記事を拝見して、「じ、次元が違うぜ☆」と驚いたのを覚えていますw
■感想■
敢えて書かなかったんですが、講演中のWORKでは、隣の席のヒトと英語で自己紹介をし、それを通訳してみよう!というモノでした。
まずは自己紹介を英文で作って、相手に向かって話します。で、相手はその自己紹介を通訳する、という感じ。
今日のお客さん、結構静かだな~なんて思っていたんですが、WORKが終わる頃には熱気がスゴかったです。
他にも、講演中に出てきた英文を皆で復唱したりと、一方的に聴くだけではない参加型の講演に、終了後のサイン会には長蛇の列が……!
出版社さんも4社いらっしゃっていて(もちろんD21社がイチバン本を持ってきてたw)、改めて英里子さんの人気っぷりと、英語学習への興味関心の高さに、スゴいな~と思ったのでした(サイン、ワタシだってして欲しかったよぅ…)
英里子さん、朝日カルチャーセンターの皆さん、出版社・参加者の皆さん、ありがとうございました!
ではまた!