「マナビシェアの読書術」、連載ラストは「本との出会い方」です。
新刊って、年間何冊出版されているか、ご存知ですか?
『出版年鑑2013』によると、その数「82,204点(2012年)」
1日あたり約225冊……!
スゴいですよね……この中から&今まで発売された本の中から、自分が必要とする本・自分に合った本を見つけ出すのは至難のワザだと思いませんか?
というわけで今回は、普段ワタシが本を探す・選ぶときに実践しているコツをご紹介します!
- 本を読む前の下ごしらえ
- 読むときに必要な3つ道具+α
- 本文を読む流れ
- 読み終わった本の後処理
- オマケ:本の選び方(今回の記事)
1.まずは「問い」を持とう
活字中毒な方であれば、片っ端から興味のありそうな本を読む、というのもアリです。
が、時間は有限ですし、本ばかりを読んでいるわけにはいきません。
では、そもそも、なぜ本を読むのでしょうか。
小説などフィクションであれば、娯楽・息抜き・リフレッシュなどの目的がありますよね。
ビジネス書に代表されるノンフィクションはどうでしょうか。
ワタシはこの答えになるのが「問い」を持っているかどうか、だと考えています。
「問い」といっても難しく考える必要はありません。
「残業がなかなか減らないなー」とか、「やることがいっぱいで抜け漏れが多いぞ…」とか、日々の仕事における小さな悩みでも構いません。
それを「問い」の形にして、自分の中にストックしておきます。
たくさんある場合は、Evernoteなどにメモしておいても良いかもしれませんが、たいてい自分の課題を意識していれば覚えているものです。
2.セレンディピティを大切に
その「問い」を抱えて、書店や図書館に出かけます。
ワタシのオススメは書店。b
図書館とは異なり、売れている本のランキングがあったり、ポップが付いていたり、平積み・面陳(背表紙ではなく表紙を前にして棚に陳列されていること)されていたりと、「いま、何が話題なのか」「書店員さんのオススメはどの本か」などが分かるためです。
時間のあるときは、大型の書店に出かけて、2時間くらいかけてじっくり本棚を巡ることもあります。
普段は全く足を踏み入れないジャンルの棚の中に、ふと目を引かれるタイトルの本があったり、思いもよらない「本との出会い」があることもしばしば。
「問い」を持っていると、一見関係の無いような本からヒントがもらえたりしてオススメです。
他にも幾つか「本と出会う方法」があります。
ワタシの場合は以下のような感じ。
- 書店(行きつけのお店を2~3持っておくと便利)
- 図書館
- Amazonの「これを見た人はこんな本にも興味を持っています」的なオススメ
- 新聞や雑誌の書評・広告(特に日経新聞に掲載されている本の広告をよくチェックしています)
- 書評ブロガーさん達のオススメ(定期的にチェックしているブロガーさんが数名います)
感覚値ですが、書店とAmazonや楽天ブックスなどオンラインショッピングの割合は、半々くらいかな、という感じ。
タイトルの分かっている本を買うときは、オンラインが便利ですが、「問い」に対して中身を比べながら探せる点など、書店ならではの「本との出会い方」があるので。
3.読みたい本がありすぎるヒトはブクログに一時保管
読みたい本があり過ぎて困る…という場合は、ワタシのように床が抜けそうなくらい積ん読することをオススメ…しません(笑)
新聞や雑誌の書評・広告、書評ブロガーさんが取り上げていた本は、いきなり購入はせず、一旦ブクログの「読みたい本リスト」に「寝かせて」います。
ワタシの場合、積読本を3冊読んだら、新しい本を1冊買ってヨシ、というマイルールを設けているので(あんまし守れてないけど)、バンバン買うわけには行きません。
仕事上でどうしても必要な場合などは別にして、一旦「読みたい気持ち」を保留にしておくのです。
「読みたいときが、読むべきとき」という考え方もありますが、キリがないので。
これを繰り返していくと、以前「読みたい本リスト」に登録したことを忘れて、再度ブクログに登録しようとすることがあります。
そうすると、以前登録していたことが分かります。
つまり、その本は「2回”読みたい”と思った本」なわけです。
そういう本はAmazonのカートに入れちゃうか、書店で探して中身をチェックするようにしています。
……ちなみに、今日現在、ワタシの「読みたい本リスト」には930冊登録されています。あはは・・・
■編集後記■
「本ってどうやって探してるんですか?」という質問をいただいたので、それに答えるカタチで書いてみました。
普段、どうやって探すか?なんて考えたことが無かったので、書いていて面白かったです♪