今日はフリーアナウンサーの堤信子さんが主宰されている「トランクいっぱいの京都サロン」に参加させていただきました。
最近流行りの「オンラインサロン」ではなく、リアルサロンです(言い方ヘンですがw)
サロンの紹介文をイベントページから引用します。
「トランクいっぱいの京都サロン」は『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』堤信子著(実業之日本社)をもとに、京都の伝統文化や工芸品、知る人ぞ知る美食スポット、綺麗な景色、かわいい雑貨などについて、映像を交えてお届けするサロンとなっています。
参加条件は「京都に関係するもの、または和物を身につける、または持参すること」
私は以前堤さんにいただいた和小物を持って行きました。
和装の方も多く、スタッフの方々はほぼ着物でした。素敵!
京都サロンは今回で6回目。
今回のテーマは「京都の伝統の紙〜唐紙やお懐紙の楽しみ方」。
新春スペシャルとして、箏演奏家の長谷川尋美さんの生演奏ライブ付きという盛りだくさんなイベントでした。
主宰の堤さんももちろん着物をお召しになってましたが、帯が素敵!
文具好き・万年筆好きが高じて、オーダーメイドで作ってしまったそう(笑)
唐紙・懐紙ってそもそも何?
今回のテーマである「唐紙(からかみ)」と「懐紙(かいし)」、皆さんはご存知ですか??
江戸時代から代々続く唐紙屋は唐長のみ
まずは唐紙。サロンで紹介された雲母唐長さんのサイトから引用します。
唐紙は、平安時代、文字を書く為の詠草料紙として用いられ、後に暮らしの変化に伴い鎌倉、室町時代の頃からは建築様式の変化に伴い、衝立や屏風、襖や壁紙などの室内装飾に用いられるようになりました。江戸時代には、一斉に唐紙は普及し、武家も公家も茶人、商人、町家など…さまざまな場において趣味趣向を反映した唐紙は人の暮らしを彩るようになり、京都以外にも江戸で唐紙を手がける職人が生まれました。
(雲母唐長サイトより)サロンでは、堤さんが実際に見学されたアトリエ雲母唐長さんの写真を見せていただき、その文様の美しさにうっとり……襖や壁紙、アートパネル等のオーダーも受け付けているとのこと。
オーダーメイドは高くて手が出ないよ……という方も、唐長さんの文様を取り入れたペーパーアイテム(一筆箋やぽち袋など)や、ハンカチ、豆皿などのグッズもあります。
文様にはそれぞれ意味やエピソードがあるそうです。
「瓢箪唐草(ひょうたんからくさ)」や「天平大雲(てんぴょうおぐも)」など、文様の名称も素敵ですね!直営店は京都1店舗のみですが、アイテムを取り扱っている店舗が幾つかあります。
都内だと伊勢丹新宿店など3店舗。
(雲母唐長ショップ一覧)オンラインショップもありますよ!
懐紙は普段使いもできる便利アイテム
続いて懐紙。同じくサロンで紹介された辻徳さんのサイトから引用します。
懐紙とは、この字の通り「ふところにいれて携帯する紙」です。着物がまだ一般的な普段着だった頃までは、常に懐に入れて持ち歩き、現代でいうところのティッシュペーパーやハンカチ、メモ用紙など、様々な役目を持った、生活になくてはならない便利なものでした。
(辻徳「懐紙の使い方について」)サロンでお話を伺うまで、懐紙は茶道や和食のときに使うモノ、という印象を持っていました。
堤さんによると、他にも一筆箋として使ったり、お金を渡す際に包んだり、いろいろな使い方があるそうです。
今回は参加者全員で、ぽち袋を作りました。
作り方はいたって簡単。
懐紙の端を少し余らせて2つ折り→余らせた部分を重ねる→両端を1cmくらい折る。
コレだけです。
とっても簡単だけど、こういうことをササッとできるのって、何だか素敵ですよね!
ちなみに、辻徳さんでは「オーダー懐紙」を作ってもらうことができます。
名入れで1帖(懐紙20枚入り)で500円くらいとのこと。なかなか京都に行けない、という方もネットでオーダーすることができますよ!
京都サロンのお楽しみ
堤さん&田中雅之さん(共同でサロンを運営されている方)のトーク後は、お茶TIME!
京都ならではの上生菓子やお干菓子、お茶をいただきながら、参加者同士で持参した和小物を披露し合ったりします。
和菓子は、京華堂 利保(きょうかどう としやす)さんのもの。
花びら餅・京蕪(きょうかぶら)・ねじ梅の3種類から1つ選びます。
私はねじ梅をチョイス♪
また、初参加の人には、会員の証となる特製のオリジナルギフトをいただけます♪
何がもらえるかは参加した方だけのお楽しみ!と思ったら、堤さんからOKが出たのでご紹介します。
御朱印帳に堤さんの大好きなひょうたん+Salon de KYOTOの文字を和紙に書いたラベル(?)が付いています。
堤さん自ら描かれたとのこと。中身はコチラ。
堤さんの好きな古い着物の端布に両面テープが付いており、これを御朱印帳の中に貼ります。
参加する都度、毎回異なる柄の端布が配られるので、御朱印を押すのと同じように集めていくと、古着物の端布コレクションができるというわけです。こういうアイデア、とっても素敵ですしリピートしたくなりますよね!
(ちなみに、今回は「梅」のモチーフが描かれている端布という説明がありましたが、梅……どこ……w)
■編集後記■
京都は昨年、大阪出張の帰りに行きましたが、サロンに参加してまた遊びに行きたくなりました。
のんさん、ステキな時間をありがとうございました!
参加してみたい!という方は、Facebookページ「トランクいっぱいの京都情報」をご覧ください。
京都サロンは2ヶ月おきに開催されており、Facebookページでイベントの告知がありますよ!目次