さて、前回の続きです。
奥田さん曰く、今日の講演は、
今日の講演は一言でまとめると「マザーテレサに追随できずインドで挫折した少女が、ITの力を究めることによって、他人をほんの少しだけ幸せにできる道を見つけた…」そんな物語です。
― Hiromi Okuda 奥田 浩美さん (@okuda_wiz)
2月 20, 2012
だそうですが、全然違います(笑)。
講演をすることに慣れていないとおっしゃっていましたが、素晴しい内容でした。
余談ですが、ワタシが素晴しい!と思う講演は、ただ「へー!」と感心して終わるのではなく、キチンと自分でフィードバックして、何らかのToDoが生み出せるモノです。
今日はまさにそんな講演でした。
目からウロコ、というよりも、「そう! そうなの!」と、これまでモヤッと思っていたことについて、ピタっとハマる言葉を教えていただいた感じです。
では、さっそく内容をシェアします!
奥田さん講演
まずは奥田さんの自己紹介からスタート!
26歳で国際会議運営事業の会社を興し、36歳で出産をキッカケにIT専門の事業として自己資本で企業されそうです。
んんっ? 奥田さん、おいくつ??
講演の途中でご年齢をおっしゃっていましたが、仰天しました……! わ、若い……!
いやはや、ド肝抜かれましたよ!
ITリテラシーとテクノロジーが一般化することのデメリット
奥田さんのおっしゃる「ITリテラシー」について、資料から引用。
新しいテクノロジー(の発達により)操作方法の簡易化。
コンピュータリテラシー不要の時代へ。
()内はワタシの意訳(?)です。
確かにiPadって小さい子供でも、お年寄りでも、たいして迷うことなく操作できますよね。
それでも、触ってみようとしないヒトは、たくさんいます。ウチの親とか(笑)。
ワタシの周りはApple製品ラブなヒトが多いので、いまいちイメージつかないけど、何だかもったいないなぁと想います。
奥田さん曰く、
「これからは『新しい技術を臆さず使える』スキルが必要になる」
とのこと。
ただ、最近周りにiPhoneをはじめとしたスマートフォンを持っているヒト、増えてませんか?
そして、3.11を経て、爆発的にTwitterアカウントを持つヒトが増えましたよね。facebookも一時期に比べ、使っているヒトがワタシの周りにも増えてきました。GoogleもSNSに参入し、AKB48が公式ユーザーになることでアカウント数を増やしました。
勝間さんもおっしゃっていましたが、ユーザーが増える=場が荒れることにもつながります。悲しいけど。
奥田さんの言葉をお借りすると、「情報を精査せずに発信するヒトが増えてきた」ということになります。
分かりにくかったり、誤解を招いたり、何ら意味を持たない情報が、SNS上には溢れているわけで、そんな混沌の中から効率的に自分にとって価値のある情報を選び出すのは大変です。
まさにこの「情報の入手」をはじめとする「入手・理解・評価・発信」こそが、奥田さんのおっしゃる「ITリテラシー」というわけです。

自己価値を高めてチャンスのシャワーを浴びよう
一方、最近では「情報を発信する側」が「発信する相手」を選べるようにもなりました。
コレってよく考えたら怖いですよね。
TwitterやFacebookを利用している方なら何となく分かるかと思うんですが、自分のタイムラインと他のヒトのタイムラインは、見えている情報が異なります。
特にFacebookは自分の情報を公開する相手を、かなり細かく選ぶことができます。
ワタシも公開相手は選んでいますが、逆に考えると選ばれている・除外されている側でもあるわけです。
では、発信者から有益な情報を公開してもらうには、どうすれば良いのでしょうか?
奥田さんの答えは明快です。

自己価値を高めるしかない
自己価値≒信頼できるヒトであるということ。
SNSをはある意味「カッコつけた自分」が公開されている場として捉え、その「盛ってる」部分を差し引いても魅力的であるかどうか?が大切です。
それは日々の更新情報によって、知らず知らずのうちに伝わってしまうんですよね。
つまり、第三者から見て「この人はこういうことに興味があるんだな」と認知してもらうことで、必要な情報が集まる可能性が出てくるということです。
奥田さん曰く、今の時代、「チャンスは何万粒も降っている」そうです。
それに伴って、チャンスはたくさんあるけど、「チャンスの女神も高速化」しているので、キャッチするスピードを高め、チャンスを共有し合う必要があるとのこと。
奥田さんは、自分にとってチャンスではないけど、他の人にとってチャンスだと思うことを積極的に相手に対して発信していたそうです。そうした小さい(でも相手にとっては大きな)Giveをしまくってきたので、大きなGiftを得ることができたとのこと。
これって、まさに勝間さんが常日頃からおっしゃっている「Giveの5乗」と同じですよね!
ワタシも無意識にヒトとヒトとをつなげたりしていますが、今後はもっと意識的にチャンスの輪を広げていきたい!と思いました!
今日のまとめ
長くなっちゃったのでヒトコトでまとめたいんですが……
ITリテラシーをフル活用&自己ブランディングを確立して、チャンスのシャワーを浴びつつ、お互いGiveし合おう!
という感じでしょうか。難しいな。。
とにかく、今日の講演を拝聴して、ワタシも
「アイツを呼ぶとオモシロイ」とか
「彼女に声かけてみたら何か分かるかも」とか、
チャンスの輪っかに入れてもらえるような自分になるべし!と強く強く思いましたよ!
勝間さん、奥田さん、上念さんをはじめスタッフの皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
■関連リンク
HIROMI OKUDA:BE THE CHANGE!
奥田さんTwitterアカウント
編集後記
いやはや、やっぱセミナーは最前列で聴くべしですね!
たちさんの隣で、めっちゃ奥田さんを凝視しつつ講義を受けました(笑)。