昨年末に発売された佐々木かをりさんの手帳術、最新刊!
過去2回ほど、佐々木さんの時間管理術講座に参加させていただいたことがあるのですが、本書はそれを丸ごと書籍にした感じ!
もちろん講座と重複する部分もありましたが、改めて時間管理について見直す良いキッカケとなる本でした。
自分を「予約」する…‥…?
本書を読もうと思ったキッカケは、2社の会社代表を務め、他にも政府審議会委員や、大企業の社外取締役を務めておられる佐々木さんは、なぜいつもニコニコと軽やかな感じで居られるのだろう?と不思議に思っていたから。
手帳はそもそもスケジュールを「管理」するモノだと捉えていたワタシ。
「予約する」ってどういう意味なんだろう?
佐々木さん曰く、他人との約束を書くだけの手帳は「アポ帳」とのこと。
「自分を予約する手帳」はその名の通り、他人との約束に加え、自分とも約束しながら、自分を予約するプロセスを楽しむものとのこと。
よく、「可処分時間」という言葉を目にすることは無いでしょうか。
時間管理や手帳術に興味のある方なら、おそらくご存知のことだと思います。
かしょぶんじかん【可処分時間】
俗に,個人が自由に利用できる時間。生理的に必要とされる時間(睡眠・食事など)と,義務で必要とされる時間(労働・家事など)を除いた時間のこと。
(インテリジェンス辞書より)要するに、ざっくりいうと「自分の空き時間」ってことですね。
本書によると「自分の未来をつくっていくためには、今、使える時間がどのくらいあるのかを知ることから始まる」ということ。
その空き時間を、自分との予約を入れることで、主体的に使っていく、ということが大切なんですね。
誰にでも共通の「幸せになる方法」がある!
目次を読んだ時、ギモンに思ってEvernoteに書きだしたのばココ。
「幸せ」の定義は人それぞれだと思っているので、共通の方法なんてあるの?と半信半疑でした(講座にも出たのに……佐々木さん、ゴメンなさい)その方法は、とてもシンプルなモノでした。
期待する行動(やりたいこと)=実際の行動(できた!)
確かに、予定していたシゴトが時間通り(もしくは少し早めに)終わった時は嬉しいし、逆に思っていたより勉強が捗らず、予定していた課題が終わらなかったりするとモヤモヤします。
すごく単純だけど、だからこそ、満足感を感じるのかもしれません。
本書では、時間管理を「この組み合わせを毎日数多くつくるための仕組み」と定義。時間を「管理」することが目的ではなく、何のために管理するのか?が大切なんですね。
本書のマナビ
本書に書いてあることは、とてもシンプルです。
佐々木さんは子供向けの時間管理講座も開講されていて、その講座を受けた子供達はあっという間にアクションプランナー(本書でオススメされている佐々木さんプロデュースの手帳)を使いこなせるようになるそう。
つまり、そんなに難しい方法ではないんです。
でも、「そんなこと知ってるよ!」と跳ねつけてしまう前に、ホントにそれが「できて」いるか?「習慣になって」いるか?自問自答してみてください。
ワタシ自身、2年連続で講座に参加させていただいても、まだハッとすることがたくさんありました。
もちろん、使いこなせているとは言えないかもしれませんが……第四章では、
- かかる時間を予測する方法とは?
- 不確定な予定の記入方法は?
- 計画変更はどうやって書く?
- やる気がでない時はどうすれば良い?
- デジタルツールとの使い分けは?
- 資格取得はどうやって実現できたの?
というギモンに応えてくれるQ&A付き!
(上記のギモンは読む前にEvernoteに書きだしておいたモノです)シゴタノ!の大橋さん開発の「TaskChute」と考え方が似ている部分がたくさん!
会社では手帳とTaskChuteを併用しているので、「同じ考え方でOKなんだ!」と嬉しかったです♪手帳の使い方を見直す良いキッカケをいただき、ありがとうございました!
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<目次>
- はじめに
- 第一章 時間管理の目的とは何か
- 第二章 「自分を予約する」ための7つのステップ
- 第三章 時間管理に成功する手帳選び
- 第四章 「自分を予約する」実践Q&A
- おわりに
- 付録 自分を予約できた五人の事例