今日は米国NPOコペルニク 共同創設者兼CEOの中村俊裕さんのお話を伺う会に出席してきました!
お話を伺っているとスゴい方なのに、ご本人は飄々とされていて、なんかもう、圧倒されましたー(ボキャブラリーが貧弱すぎる自分が恨めしい^^;)
高校生の時に冷戦が終わり、それでも紛争はなくならない中、国連で活躍している緒方貞子さんや明石康さんらの存在を知って、「国連で働きたい」と思った中村さん。
大学卒業後、就職せずにロンドン大学院へ進み、国際紛争の抑止について学んだそうです。
その後、50社以上にインターンの履歴書を送り、国連のジュネーブ本部にある国連社会開発研究所(緒方さんが所属されていた組織)で研究助手のインターンをすることになったとのこと。
とにかく行動力がハンパないなー!と感嘆の嵐。
その後、マッキンゼーで働くことになり、ココでこの会(GET Regular)を主催している佐々木裕子さんと出会ったそう。
(全社員が集まる懇親会の場で、颯爽とサルサを踊り始めたとか……面白いな~)
そして再び国連へ。
東ティモール独立に際して、憲法を作ったり、省庁を作ったり。
スマトラ沖地震の被害調査に行ったり、世界最貧国であると言われるシエラレオネに行ったりするうちに、
国連だと国(政府)がクライアント。
国連を通じて援助しても、普通のヒトの生活は変わらない。
という思いが芽生えてきたとのこと。
起業に際して、アショカ財団創設者 ビル・ドレイトン氏の言葉が背中を押してくれたそうです。
人々に魚を与えるのではなく
人々に魚の釣り方を教えるのではなく
新しく、より良い漁業産業を作る
コペルニク創設以来、すでに19カ国、約20万人にテクノロジーを届けているそう。
貧しい国に必要とされるのは、ソーラーライト・浄水器・コンロ。
すごくシンプルだけど、シエラレオネのように10年も内戦が続き、インフラが破壊しつくされたような国では、すごく重要なテクノロジーなんですね。
「テクノロジーをラストマイルに」
「世界を変える」(もうすでに変えている)中村さん。
会場からの「もう目指すことは実現したのですか?」という質問に、
「まだまだ。これからです」
いやはや、脱帽しました。
視座をググっと上げていただきました。
中村さん、本当にありがとうございました!
素晴らしい機会をくれた裕子さん、同じ時間を共有してくださった参加者の皆さま、ありがとうございました!
「ガイアの夜明け」にも出演されたことがあるそう。視たかったな~!