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否定に負けない!本当にやりたいことを見極めるコツ。

否定に負けない!本当にやりたいことを見極めるコツ。

先日友人と話していて、
「やりたいことが見つからない人」と「やりたいことがあるけど上手くいかなくてもがいてる人」、どちらがキツイか?という議論になりました。

今回は、キャリアカウンセラーやっていた頃に先輩から教わった「やりたいことを見つけるコツ」と、そのやりたいことは「本当にやりたいことなのか?」を見極めるコツについてご紹介します。

目次

3歳児の「カレーの王子さま」理論

まずは、「やりたいことが分からない」のではなく「選択肢を知らないだけ」ではないか?という話。

よく例に挙げるのが3歳児の「カレーの王子さま」。
どういうことかというと、世の中には「カレーの王子さま」以外にも美味しいモノはたくさんありますよね。
でも、3歳の子どもにとっての「美味しいモノ」は「カレーの王子さま」なのです。

つまり、それ以外の美味しいモノをまだたべたことがないので「知らない」のです。
だから「一番好きな食べものは?」と聞かれると「カレーの王子さま!」としか答えられないというわけ。


カレーの王子さま

これと同様のことが「やりたいこと」を見つけるときにもいえます。
つまり、「選択肢が少ない」ということ。

最近は大学生のインターンも一般的になってきましたが、私が新卒の頃はインターンをやっている学生は少なかったように思います。
だから、就職活動のとき、「みんな毎日会社に行って、パソコンに向かって何をやってるんだろう??」と不思議に思っていました。

「営業」や「SE」「人事」「経理」など、何となくぼんやりとしたイメージはありましたが、実際に何をやっているのか分かっていなかったのです。
実際に就職した後も、自分の職種以外の人が毎日何をやっているのか、いまいち理解していませんでした。

ぼんやりしていた仕事のピントが合ったのは、キャリアカウンセラーになった後です。
全員がキャリアカウンセラーになるわけではないでしょうから、意外と選択肢を得る機会は少ないのかもしれません。

WILLを叶えるためには、MUSTとCANが必要

もう1つの側面から見てみましょう。

私がキャリアカウンセラーとして所属していたリクルートエージェント(現 リクルートキャリア)のカウンセリング現場では、「WILL・CAN・MUST」というフレームワークがよく使われていました。

「求められていること(=MUST)かつ、できること(=CAN)で、やりたいと思うこと(=WILL)」の重なる部分が、自分の最もパフォーマンスを上げられる&やりがいを感じられる、といわれています。


WILL・CAN・MUST(理想形)

しかし、個人的にはこのフレームワークに大使て、ずっとモヤモヤしていました。
「いやいや、WILLが分からないからみんな迷ってるんじゃないの?」と。

退職後、リクルートの先輩に「そういえば」とこの疑問をぶつけたところ、あっさり解決。
この解決策こそが、「やりたいことを見つけるヒント」です。

WILLが見つからないのは、CANの円が小さいから。
CANの円が小さいのは、MUSTの円が小さいから。
順番が違う。

図にするとこんなイメージでしょうか。


WILL・CAN・MUST(バラバラ)

つまり、MUST=会社や周囲から求められていることにしっかり応える(=円を大きくする)ことで、CAN=できること(スキルや知識、経験)が増えます。
そうすることで、初めてWILL=やりたいことが明確になる、ということです。

もちろん、やりたいことが最初から明確にある人は、それを実現するために足りないCANを増やせばいいわけです。
ただ、この場合もWILLに直結するCANを身につけるためのMUSTが得られる環境に身をおくことが大切です。

サッカー選手になりたいのに、野球のピッチャーをやってくれといわれる環境に居続けてはダメだということ(極端ですが)。
もちろん、無駄な仕事はないと思っているので、一時的なら良いのかもしれません。でも、ずっとピッチャーのための練習を積んでいても、サッカー選手にはなれませんよね。

誰かに否定されて止めることは、本当にやりたいことじゃない

やりたいことは見つかった。
でも踏み出すのが怖い。
親やパートナーに反対されるかもしれない。

新しい一歩を踏み出そうとするとき、誰もが思うことではないでしょうか。
ワクワクしてはいるけど、ちょっぴり不安。それが当たり前です。

そんなときにいつも思い出すのが、
誰かに否定されるくらいで止めてしまうなら、それは本当にやりたいことではない
という言葉。

何か新しいことを始めるとき、今いるコミュニティの中には否定する人もいるかもしれません。
でも、その人にちょっと否定されたくらいで、諦めてしまえるようなことなんでしょうか?

 

逆に、実際には否定されていなくても、「親に反対されてもやり通したいことか?」「パートナーが大反対して、もしやるなら別れるって言われてもやりたいこと?」と自問自答するのは有効です。

そう考えると、やはり前述の「MUST(=求められること)」と「WILL(=やりたいこと)」の重なっている部分が大きいほど、自分も周りも幸せですよね。

WILL・CAN・MUSTの棚卸しはいつでも自分でできるので、定期的にやってみるのがオススメですよ!


■編集後記■

私がリクルートエージェントに在職していた頃は、転職者の多い年齢として、26歳(入社3年目くらい)、29歳(30歳になる前に)、32歳(最後のチャンス)といわれていましたが、最近はだいぶ環境が変わっているようです。

未経験の職種であれば若手が有利なのは変わらないかもしれませんが、35歳を過ぎての転職や、いわゆる第2新卒と呼ばれる若手の転職も当たり前になりつつあります。

仕事が全て、ではありませんが、1日のうち睡眠の次に多い時間を過ごすであろう仕事時間、どうせならやりたいことと一致しているほうが良いですよね!

 

否定に負けない!本当にやりたいことを見極めるコツ。

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