かなり久しぶりのディスカヴァー・ブッククラブ(出版社Discover21社が主催する読者むけイベント)。
記念すべき第20回目は、珍しく土曜開催でした。
今回は喜多川泰さんの講演会。
恥ずかしながら、D21さんでこんなにたくさんご著書を出されているとは知りませんでした。
会場は超満員! 100名以上の方が参加されたとのこと。
私はというと、もろもろ仕込み作業(干場社長のバースデーサプライズ)があったため、久しぶりに1番乗りでした~!
開演まで、講演会後のサイン会のために(?)購入した、下記の本を黙々と読みふけり、のめり込み始めたところで講演会スタート!
本業は塾の経営とのことですが、今回は「今、自分にできること」をテーマにお話ししてくださいました。
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以下は講演中にメモした内容の一部。ココロに真ん中にスッと入ってくるステキなお話でしたよ!
「あたりまえ」って何だ?
今回の震災によって、(電気がある等、これまでの生活は)「あたりまえ」じゃなかったことに気づいた。
「ありがとう」の反対は「あたりまえ」
「あたりまえ」が「あたりまえ」じゃないことに気づくのは、「非日常」に触れたとき。
「あたりまえ」になっていることを「ありがたい」と気づくのが、幸せへの第一歩!
今、自分にできること
*政治や国、人のせいにせず、「自分」にできることは?
*自分にできることの「大小」を決める必要はない。お互いの「違い」を認める。
未来は明るい? 暗い?
*「未来に光がある」と思っている人の数だけ、未来に光はある。今はその光を見る人が少ないから、「未来は暗い」と感じているだけ。
*昭和45年(北川さんの生まれた年)は「未来は明るい!何でもできる!」と言われて育った。現在でも、そういう大人が増えれば、子供たちが未来を築いていく。
*「本当にコレでいいのかな?」と思っていたことがたくさんあったのではないか?今はそれを見直すチャンスだ!
*何で今は「未来が明るい」と思えないのか? ⇒見る方向が違うのではないか? 見る方向が違うだけで、気持ちも変わる。湧いてくるものが変わる。恐怖は勇気になる。
*今日何をやるかによって、未来は変わる。
夢には2種類ある。
「叶えば叶うほど不幸になる夢」と「叶えば叶うほど幸せになる夢」
*坂本龍馬のスゴいところは、夢の実現のために法律としてNGだったとき(貿易やりたい→鎖国)、夢を変えるのではなく、法を変えようと行動したこと。
*利己的な小さな夢より、みんなが幸せになれるような大きな夢のほうが、叶いやすい世の中になりつつある。
すべては子供が教えてくれる
*子供の寝顔を見て、親は「決意」や「覚悟」を新たにする。=Switch ON
*人間には2つの使命がある。
- 自分の寝顔を自分の親に見せること
- 子どもの寝顔を見て、「気づく」こと
*電力25%減、経済的損失25兆円 → じゃあ、希望も25%減? → 何の相関関係もない → 将来への希望は200%増で生きよう!
*物質的な豊かさ(=GDP?GNP?)は低くなるかもしれないけれど、精神的な豊かさは世界1位になれる!
人生は最短ルートを歩く必要はない
*本も「答え」は書いてなくて良い。ココロを揺り動かされる本であれば、何かが湧いてくる。
*ピュアな想いに「経験」や「他人の目」など、足し算されていく。
それを「感動」や「涙」で引き算していく。
足し算によって、成功・幸せにはつながらない。
引き算のための読書にするため、(喜多川さんは)ストーリー立てにしている。
編集後記
喜多川さんの「未来は明るい?暗い?」という部分で、アメリカでは子供を褒めて育て(加点法)、日本では子供を叱って育てる(減点法)、と何かのテレビで言っていたのを思い出しました。
親は自分の一番の味方(特に成人前は)なので、その最も身近な味方に、
- 「未来は明るいよ」「何にだってなれるよ」と言われて育った人
- 「お先真っ暗」「なれるものなんて、たかが知れてる」と言われて育った人
どちらが幸せになれそうか、解りますよね。
喜多川さんがおっしゃっていたように、自分より下の世代には「未来は明るいよ」って伝えて、伝えるだけじゃなくて、「未来は明るいんだ」と感じさせられるような世の中にしなければなぁと、強く感じました。
喜多川さんのお話、初めて拝聴しましたが、質疑応答の際も1つひとつ言葉を選び、考えながら、真摯にお答えいただいている様子が解り、とても感激しました。
上記の本は既に読み終えたので、他のご著書も読んでみたいと思います。
喜多川さん、ディスカヴァー21のみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!