奥田サロン2014年4月「歴史の中でとびきりの男と女」&サロン2周年記念パーティ

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奥田サロン2014年4月「歴史の中でとびきりの男と女」&サロン2周年記念パーティ

祝!奥田サロン2周年!!!
というわけで、今月の奥田サロンは、ライフネット生命の出口会長がゲスト!

出口さんといえば、歴史に詳しいイメージがあるのですが、奥田姐さんが歴史に「男と女」を絡めるというw
どんな話が飛び出すのか、全く想像つきませんでしたが、とても刺激的な会になりました♪

世界経営計画のサブシステム

出口さんはよく、「働く意味=世界経営計画のサブシステム」とおっしゃっています。

どういうことかと言うと、

人間には向上心があるので、現状に100%満足することはない。
世界を理解して、どこかを変えたいと思っている=周囲の世界を思う存分経営したい、と考えている。
(出口さんの発言そのままではありません。ご了承ください)

ということ。

そのためには、まず「世界の理解」からスタートする必要があるけれど、人間にはもともと

  • 「自分の見たいモノ」しか見ない
  • 見たくないモノは、現実を変換して見る

という脳の特性があるそうです。

 

では「世界を理解」するために、どうすれば良いのか。

その答えが、以下2つ。

  • タテ・ヨコで考える(宇宙=空間(宇)+時間(宙)=タテ・ヨコ)
  • 数字・ファクト・ロジックでのみで考える

例えば夫婦別姓問題について。

  • 夫婦同姓を強要されたのは明治以降。日本の歴史の時間軸で見ると1割(約100年)くらい。
  • OEDの中で夫婦同姓を強要されているのは日本くらい。

つまり、数字・ファクト・ロジックを使って、時間軸・空間軸で考えると、昔から夫婦同姓だったわけではないし、他国では夫婦別姓は受け入れられている、ということですね。分かりやすい!

歴史上、とびきりカッコイイ男女=?

出口さん曰く、歴史上で「とびきりカッコイイ男女」は、ムハンマドと讃良(さらら)だそう。
ワタシ自身、2人の名前は知っていたものの、生涯について詳しく知らなかったので、へー!というオドロキがいっぱいでした。

ムハンマド

まずは、ざっくり経歴のポイント(出口さんのおっしゃった内容をほぼそのまま載せています)

平均寿命が30歳くらいの時代に、40歳で神の啓示を受ける(神の声が聞こえてきた)
→友人に相談したら、「お前、ボケはじめてるって言わた」
→不安で仕方なくて、15歳くらい年上の奥さんに相談したら、「アナタが嘘をついているとは思えない。あなたを信じる」と言われる。
→そうだな、と思って、神様の声をもとに布教を始める(@マッカ=メッカ)ものの、迫害される。
→ヤスリブで市長をやったら超優秀。
→アラビア半島の商売の中核都市で勢力拡大し、軍隊が攻めてきた。
→軍事指導者としてもムハンマドは優秀で、軍隊の司令官として活躍。

出口さん曰く、
「だんだん冴えないオジサンがカッコいいオジサンになる(会場爆笑)=ポストを得た人は力を発揮する
とのことw

イエス・キリスト(キリスト教)や、お釈迦様(仏教)と比べると、ムハンマドは普通のヒト。
普通のヒトが作った宗教は、とても合理的である、と出口さん。

イスラム教の聖典には、商売のことがたくさん書いてあるそう。
開祖(ムハンマド)が常識人だったので、とても常識なことが書かれているとのことでした。ちょっと読んでみたい。

讃良(さらら)

讃良、と書くと誰のことか分からないかもしれませんが、持統天皇のことです。
中大兄皇子の娘さんです。大化の改新とかあの辺りの時代のヒト。
天武天皇の奥さんで、草壁皇子のお母さん。

当時は蘇我氏の全盛期。
天皇の跡継ぎでモメないように、皇后を輩出するのは蘇我氏と決まっていたそう。
(外戚が増えればモメるけど、蘇我氏と決まっていたらモメない)

讃良は蘇我氏の直系で、生まれた時から「自分は旦那と一緒にこの国を統べるのだ」と育てられてきているわけです。

閣議を仕切るのは天皇だけど、御簾の裏から指示を出すのは讃良。
それがだんだん面倒になって、天皇とならぶ「天后」という地位を作ってしまったそう。

出口さん曰く、「現代に置き換えると、世界はヒラリーとクリントンが仕切ってるみたいなモノ」だそうw

日本の歴史をだいたい作ったのは、讃良と、彼女のアイデアマンである藤原不比等+その子ども光明子。
この3人が日本のスタートアップのキーパーソンではないか、と出口さん。

いろんな角度からモノゴトを見る

最後に奥田姐さんからのコメントをご紹介。

姐さんは、女性として生きていることに、全く不自由を感じていないそう。
それは3人のメンターのおかげとのことでした。

そのメンターの1人が、出口さん。
姐さんにとって、出口さんは「自分が生きていることに対して、過去の視点から考えさせてくれる」ヒトだそう。

ちなみに、残り2人は、
世界銀行の谷口和繁さん(世界中を転々としていて、次々と新しい視点をもたらしてくれる)
NPO法人グリーンバレー理事長の大南信也さん(スタンフォード大学大学院を出て、20年間同じ場所で一点を見つめ続けている)
とのこと。

奥田さんにとってのメンターとは、「視点・視野・視座・視線を広げてくれる人たち」。

いろんな角度から見られる人たちと接点を持つ、ということが大切で、他の視野から見ると、目の前の問題は「たいしたこと無いじゃん」って思えるとのこと。

 

後半、会場から出口さんに対する質疑応答があり、かなりマニアックな歴史の質問もw
その中で、「コレは…!」と思ったモノがあったので、1つだけご紹介します。

「鋭い視点を持つコツ、バランスの取り方のコツは?」という問いに対する出口さんの回答に、会場からはドヨメキが!

バランスをとる=バランスをとってイノベーションが起こった例は無い。
常識を疑う=何のために勉強するのか?自分の頭で考え、自分の言葉で、自分の意見を言う。
そのためだけに人間は勉強するのだ。他に目的など何もない。

超シビレました!!!

ちなみに、この「何ために勉強するのか?」というのは、山本義隆さんの言葉だそう。
出口さんが「私の4月5日のツイートを見てください」って教えてくださいました。


■編集後記■

いやはや、今回も濃かった!ようやくブログに書けました。

出口さんの歴史の話に興味のある方は、コチラの本が超オススメ!
(当日持参して、サインいただけば良かったー!)

ちなみに、3年目のサロンは1人のゲストの話をじっくり伺って、その内容についてディスカッションする形にしたいとのこと。
来月、どんなゲストが登場するか、今から楽しみです♪