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1000個のやりたいことを書き出せ!『絶対ブレない「軸」のつくり方』南壮一郎

『絶対ブレない「軸」のつくり方

今日ご紹介するのは楽天イーグルスの創設メンバーの1人でもあり、現在は求職者課金型の転職サービスを運営しているビズリーチの社長、南壮一郎さんの処女作『絶対ブレない「軸」のつくり方』です。

全体の約1/3にあたる第1章では、「球団のオーナーになる」という夢を持つ著者が、楽天イーグルスの創設メンバーに選ばれるまでの過程がストーリー形式で書かれています。

第2章以降では、自分の「軸」の作り方や、自分で決めつけた限界を打ち破る方法、周囲を巻き込む術、最初の一歩を踏み出す具体策などが紹介されており、フセン貼りまくり!

 

さっそくフセンを貼った箇所の中から、2つほど紹介します。

目次

チャンスは「上を向いた人」にだけ舞い降りる

著者はよく「運がいい」と言われるそうです。
そして、「「運」とはチャンスのことだと思っている」とのこと。

実際に「運(=チャンス」をつかみとるのは全体の1%だそうです。

下を向いて歩いていてもチャンスは見えない。しかし、周囲を見渡してみても、9割の人が下を向いて歩いてしまっているように感じる。うえを向いて歩いているのは、残りの1割の人だけ。しかもそのうえを向いて歩いている人のうち、9割の人は、チャンスが降ってくるのを、ただ呆然と眺めている。
(中略)
そして、上を向いて歩いている人のなかの、さらに残りの1割の人だけが、ただ見ているだけではなく、降ってくるチャンスに向かって手を伸ばしている。

(P97-98)

つまり、「運がいい」というのは天から偶然授かったモノなどではなく、「「運がいい人」には、心構えと努力次第でなることができる」というわけです。

この部分、スゴく共感しました。奥田姐さんもよく「チャンスはそこらじゅうに降ってる」っておっしゃってますし、ワタシの周りの「運がいい人」はみんな、チャンスに手を伸ばすことに躊躇しない方たちばかり。

強みを「キャッチコピー化」しよう

その他大勢に埋もれないために「「相手に与える自分のインパクト」をとても大事にしている」という著者。
何かあった時に自分を思い出してもらえるよう、強烈な印象を残すことが大切とのこと。

自分のことを忘れてほしくない、もしくは何かの際に思い出してほしい、そういう場合にはどうすればいいのか。
その方法はいたってシンプル。自分のおでこに「キャッチコピー」をつけて、そのキャッチコピーごと覚えてもらえばいいのだ。

(P141)

著者がスポーツ・エージェントを目指して猛烈アピールしていた際のエピソードが語られていますが、なるほど!と思ったのは、自分の強みの中で「相手のメリットになること」を意識してキャッチコピー化されているところ。

単に「忘れてほしくない」だけなら、インパクト勝負で構わないのかもしれませんが、何らかのビジネスにつなげたい等、具体的な目的があるのであれば、その視点はとても大事だなと思います。

ワタシの(勝手に)メンターの1人、岡島悦子さんも『抜擢される人の人脈力』やインタビュー等で「自分にタグを付ける」ことの重要性を説かれています。
「タグ」=本書でいう「キャッチコピー」ですね。

強みのキャッチコピー化、就職や転職の際の自己PRにも活かせそうな考え方だと思いましたよ!


■編集後記■

著者の南さん、一度ビズリーチさん主催のセミナーでお話を伺ったことがあるんですが、とてもエネルギーに満ち溢れた方だなぁと圧倒されたことを覚えています。
2冊めのご著書『ともに戦える「仲間」のつくり方』も拝読するのが楽しみです!

本文でご紹介した「強みのキャッチコピー化」、ワタシの場合は「肉」かなぁ…
先日「肉を食べる時、いつも”Nick、元気にしてるかな?”って思い出すよ」と言われて、一瞬浮かれかけたんだけど、それでいーのかワタシ!

ではまた!

<目次>

プロローグ―「やりたいこと」と現実の落差にさまよう日々
第1章「明日から来てくれ」
第2章「夢を語ることはリスクでも何でもない!」
第3章「自分の欲にもっと素直になろう」
第4章「一緒に歴史をつくろう」
第5章「待っていてもドアは開かない」
エピローグ―「やりたいこと」を叶えて、「心震える瞬間」を

『絶対ブレない「軸」のつくり方

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