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Time is on my side – 時間を支配しタイムコンシャスを目指す『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』谷本有香

Time is on my side - 時間を支配しタイムコンシャスを目指す『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』谷本有香

「Time is money」――訳すまでもない「時は金なり」という格言。
耳にしたことのない人のほうが少ないのではないでしょうか。

でも、世界で活躍するトップリーダー達は、さらにその先をいきます。

「Time is on my side」――つまり、「時間は常に私の味方」

「支配」というと言葉が強いですが、「時間を味方につける」と考えれば、なるほどと思えるのではないでしょうか。

 

というわけで、今日ご紹介するのは、経済ジャーナリスト/キャスターの谷本有香さんの2冊目のご著書です!

本書は、

  1. 世界トップリーダーの時間の捉え方
  2. 時間に関する3つの法則
  3. 「時間を味方」につける7つの方法
  4. 「スピーアップ」する6つの時間術

という構成になっています。

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目次

「自分の時間の価値」を知り、無駄な時間をなくす

トップリーダーは何より「無駄な時間」を嫌います。
ただコレは「余暇が全くない」というわけではなく、「無自覚に、無意味に使われている時間(P.28)」という意味。

無駄な時間をなくすためには、どうすれば良いのでしょうか?
本書では以下のように解説されています。

無駄な時間をなくすために必要なのは、「時間を意識的に使う」というマインドセットです。より具体的にいうなら、「今はなんのための時間なのか」を常に意識し続けるということ。

(P.29)

え?たったコレだけでいいの?と思いませんか?
でも、「帰宅してから家で1人、軽くお酒を楽しむ時間」を「アイデアを生み出すために自分と対話する時間」(P.29-30)と意識したことはありますか?
ワタシはありませんでした(笑)

大切なのは「自分が今やるべき、今しかできないことをしている」という実感を持つこと。
そのためには、「人生のゴール」を決めることが必要だと著者は説きます。

「自己重要感」を高める2つの方法

時間を味方にするために、もうひとつ必要なことがあるそう。
それが「自分の時間の価値」を知ることです(P.35)

トップリーダーは、「自分の時間の価値」を知っています。
もっといえば、「自分の時間に高い価値がある」ということを知っています。彼らは、自分の能力に自身があり、ビジョンに自信がある、「自己重要感」の高い人間です。そのため、すぐれた能力を持ち、大きな目標を達成しようとしている「自分の時間」に高い価値があることを確信できるのです。

(P.36)

「自己重要感」とは、ざっくりいうと「自分のことを”価値ある存在”と感じること」です。「自己肯定感」と似ていますが、ちょっと違いますね。

では、「自己重要感」を高めるためには、どうすれば良いのでしょうか?

本書では「過去の努力と実績」が重要であると解説されています。

彼らの価値観を支えるもっとも重要な土台は、過去の努力です。
たとえば、大きなプロジェクトを成功させるために休みを返上して働いた経験、仕事に必要なスキルを身につけるために必死で勉強した経験、会社を大きくするために寝る間も惜しんで仕事に打ち込んだ経験……。
そういった努力と、その結果得られた目覚ましい成果や実績が、彼らの「自己重要感」を支えています。他人には真似できない、血がにじむほどの努力をして、他人が到底達成できない成果を手に入れたという経験が自信に変わり、その積み重ねで「自己重要感」が高まっていくのです。

(P.41-42)

コレ、かなり目からウロコでした!なるほどー!

ちなみに、しっかり実績を残しているのに「「自分はまだまだ……」と感じている人は、一度自分の経歴を丁寧に棚卸ししてみる(P.45)」と良いそうですよ!

キャリアカウンセラーの経験からいうと、1年に1度、転職する・しないに関わらず、自分の職務経歴書を更新するのがオススメです。

作業時間をレコーディングして「無駄時間」をなくす

本書の後半では、「時間を味方」につける7つの方法(第3章)と、「スピードアップ」する6つの時間術(第4章)について解説されています。

特に第4章はすぐに真似できるステップに落とし込まれていますが、「うわ、ココまでやるんだ……」と驚くことや、「なるほど!」と膝を打つポイントがたくさん紹介されています。

全部ご紹介するのは難しいので、ワタシ自身が実行して効果のあったことをご紹介しますね。

時間を味方につけるための第一歩は、「自分の作業時間」を把握すること(P.147)です。

ビジネスに限らず、立ち食いそばのランチなら15分、同量と定食屋でランチをとるときは40分、入浴時間は20分、一番体調がいい睡眠時間は360分(6時間)など、仕事外のことや、プライベートで毎日必ず行うようなことについても、自分がどのくらいの時間をかけているのか一度きちんと計ってみましょう。
(中略)
「なんとなくこれくらいだな」という感覚値で行動するのは、時間の無駄を生む原因のひとつ。作業時間を把握すると、日々のスケジュール管理はさらに無駄のないものになりますし、逆に大雑把な見積もりでキャパオーバーの仕事を抱え込み、無茶なスケジュールに苦しむこともなくなります。

(P.148)

ワタシは本書を拝読する前から、半年に1回、1週間ほど作業時間のレコーディングをして、自分の時間の使い方を見直すようにしていました。

手帳にメモをするのも良いのですが、オススメはデジタルツールを使ったレコーディングです。
ワタシ自身、いろいろ試した結果、現在は「Toggle」というツールを使っています。

MacやiOSアプリもありますが、オススメはWebブラウザ版。
プライベートも全部レコーディングしたい場合は、アプリ版が便利ですが、まずは仕事時間のレコーディングのみでも良いと思いますよ!


■編集後記■

いかがでしたか?

時間管理に関する本がたくさんある中で、
「自分の時間に意味を持たせる」「自己重要感を上げる」
というのはこれまでになかった視点のように思います(少なくとも、ワタシは目からウロコでした!)

有香さん、早々にご恵贈いただき、ありがとうございました!

『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』書影フセンでいっぱいになりました〜♪

『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』サインそして前作に続く、ナゾのサイン……(笑)

<目次>

はじめに
第1章:世界トップリーダーは、1分を60秒、1時間を60分、人生を30000日と考える
第2章:世界トップリーダーが支配する、時間に関する3つの法則
第3章:世界トップリーダーが実践する、「時間を味方」につける7つの方法
第4章:世界トップリーダーが教える、「スピードアップ」する6つの時間術
おわりに

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■谷本有香さんの著書

 

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