読むと何かをやりたくてウズウズする!『やればできる』勝間和代

本のマナビ
『やればできる』

※本記事は、2009/12/19に公開したものを加筆修正したものです※

最近(2009年当時)、勝間さんvs香山リカさん、ひいては「カツマーvsカヤマー」的な記事や書評をよくみかけます。
私はお二方の著作どちらも拝読しているので、正直「何で対決しなきゃいけないの?」と疑問。
どちらの主張も、特にぶつかっていないように思うんですが……

というわけで、今回は勝間和代さんの『やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力』をご紹介します。

Amazonの書評にもザッと目を通しましたが、この本についても賛否両論あるみたいです。

香山リカさんの『しがみつかない生き方』を読み、正直、迷ってしまっているあなたに読んでほしい、という気持ちでこの本を書きました。私が本当に伝えたいことは、ここにあります。

私がなぜ、「やればできる」というタイトルの本を書こうかと思ったかと言うと、日本全体の景気が悪くなり、何となく、「努力しても無駄だから、緩やかに生きよう」というような風潮が、日本を覆っていることを懸念したからです。

すなわち、香山リカさんの『しがみつかない生き方』にある、「〈勝間和代〉を目指さない」への反論書、と言ってもいいかもしれません。
(Amazon「やればできる」内容紹介より抜粋)

と勝間さん。

そもそも、香山さんも「<勝間和代>」と<>付で書かれているように、どんなに頑張っても私たちは「勝間和代さんそのもの」にはなれません(当たり前ですよねw)

育った環境も学んだことも、職歴や専門分野も、ぜーんぜん違います。
よっぽど強い動機があれば別ですが、
「勝間和代になりたいから、今から公認会計士を目指すわ!」
なーんて人が、どのくらいいるんでしょう??

勝間さんほどハッキリしていなくても、自分の得意・不得意がある程度解っていれば、勝間さんになれないからといって、悲嘆に暮れることはないんじゃないかなぁ。

以前から勝間さんは様々なインタビューやブログ等で、
「0.2%の改善」※1日0.2%の改善を毎日続ければ、1年で約2倍の改善になる複利効果の考え
について話しておられます。

本書は「じゃあ、その0.2%の改善を続けるには、どうしたら良いのか?」という疑問に答える本と言っても良いかもしれません。

自分の長所を見つけるところからスタートしよう

実は私、この本を読むまでは、
「勝間さんの主張は理解できるし、自分も頑張ればできるようになるんだ!」
と思う一方で、
「でも、続かないんだよなぁ…勝間さんみたいな強靭な精神力はナイし…」
と凹んでました。

でも、本書を読んで、勝間さんも特別に強靭な精神力を持ってるわけではなく、周囲の協力を得ながら、つまり、周りを巻き込みながら、今の勝間さんになれた、ということが解りました。
(いや、ぶっちゃけ私より遥かに強靭な精神力をお持ちかと思いますが……)

ただ、そもそも自分が何に力を注ぐのか、目標がないと努力のしようがありません。
本書では、自分の長所を見つけるところから始まります。

なぜ、自分の長所を磨くかと言うと、その磨いた長所で周囲の人に貢献するためです。(P39より抜粋)

自分のミッションステートメントが明確な人は別にして、正直なところ、私はミッションステートメントが朧気にしか見えていません。

なので、まずは自分の長所を見つけて伸ばし、その伸ばす過程もしくは延長線上に、ミッションステートメントが見えてくるのでは?と考えています。

そのため、本書にある以下4つの力を培うプロセスは、まさに私にとって「やればできる」と思える内容でした。

  1. しなやか力:まわりに貢献できるような自分の”長所の種”を見つける力
  2. したたか力:周囲との関わりの中で、長所だけに集中する力
  3. へんか力:長所を周囲の環境変化や成長に応じて、変え続けていく力
  4. とんがり力:「あの人だったら何かをしてあげよう」と商品として認められる力

(P.20より抜粋)

余談ですが、私のように「何を目指したら良いのか解らない」って人、特に20代~30代前半には多いんじゃないかなぁ。

そのためにも、第1章「しなやか力」は必読でした!

「ステップ1 自分の強みを見つける」にある2つのテスト。
どっちも受けてみました!

●ストレングスファインダー:
さまざまな強みを34に分けて定義し、最も強い5つの要素を知ることができる

私は「コミュニケーション・アレンジ・収集心・回復志向・自我」でした。
勝間さんは「学習欲・着想・最上志向・活発性・目標志向」だそうです。
見事にかぶってない(笑)

●MBTI:
行動パターンを4つの指標で2つずつに分け、16分類する

私は「ENFP型」だそうです。
外向(E)型・直感(N)型・情緒(F)型・柔軟型(P)型。当たってる気がします。

無料でできるそうなので、ぜひ!

周囲の人との助け合いは、今すぐ始めよう

香山さんの件もあり、勝間さんに対して否定的な意見も見かける今日この頃、私だったらきっとココロが挫けてしまうだろうなぁと思っていたのですが、それを上手くスルーする方法についても書かれています。

アドバイスの内容
で取捨選択をするのではなく、
アドバイスをしてくれた人の信用度
で取捨選択をするということです。(P.127より抜粋)

よく考えてみると「批判に対する心構え」とは違いますが、無意味な批判ではなく、役立つアドバイスなのかを判断するための技術かな、と思いました。

本書では「周囲の人との助けあい」を推奨しています。
1人で頑張りすぎて、それを批判されたとき、周りに信用のおける仲間がいなかったら、きっと誰だって心が挫けてしまいますよね。
それを防ぐためにも、早いうちから周囲と助けあいながら進むことが大切なんですね。

少しずつ「元気玉」を育てる

私はまだまだ「しなやか力」を磨くステップなので、残りの3ステップについては、あまり書けることがありません。

でも、最後の「とんがり力」にあった「元気玉」については、今からでも少しずつ育てていけるんじゃないかな、と思いました。

なぜ私たちが能力開発をするかと言うと、まわりの人に貢献するためです。(P.217より抜粋)

という記述を読んで、心から「ああ、そうか!」と思えました。

私はよく周囲から
「何でそんなにたくさん本を読むの?」とか、
「忙しいのに、何でセミナーにいっぱい行くの?」と聞かれます。

これまで私は、なんとなーく違和感を覚えながら、
「昨日の自分より、少しでも成長できたら嬉しいから」
と答えてました。

でも、違うんですね。
「昨日の自分より少しでも成長して、周りの人に貢献したいから」
なんだな、と気づきました。

「とんがり力」を身につけるまで、まだまだ道は長いですが、これからは一緒に努力できる仲間を見つけながら、前に進みたいと思います!


■編集後記(2015年6月)■

いかがでしたか?
我ながら若い文章を書くなぁ……としみじみ。5.5年前ですもんね。
今思うと、流行りのオンラインサロンより前に、和代さんは勝間塾ってオンラインサロンを作ってるんですよね。スゴいなぁ。