目指せ黒帯ライフハッカー!『[超]WORK HACKS!』小山龍介

本のマナビ
目指せ黒帯ライフハッカー!『[超]WORK HACKS!』小山龍介

本書の著者、小山龍介さんは、執筆当時は松竹のプロデューサーとして歌舞伎に関するネットビジネス等に携わっておられた方。
現在は、ブルームコンセプトという企業を経営しておられます。

他にもHACKSシリーズとして、「整理HACKS!」
「STUDY HACKS!」など様々な本を書いていらっしゃいます。

本書では、ライフハックの第一人者である著者が、

いまの仕事を楽しくこなすだけではなく、10年後を見据え「成長していくためのライフハック」=ワークハックを提案したい

(P.3)

との思いで書かれたもの。

ライフハック、と一口に言っても様々ですが、ワタシは何となくテクニック的な印象を持っていました。
そのため、テクニックで成長なんてできるのか?という疑問がフツフツと……

本書の「はじめに」を本屋さんでパラパラと読み、この疑問を解消すべく読んでみることにしました。

結論、ライフハックはあくまで夢や目標に向かうプロセス(=成長)を助けるツールである

何の道具も持たずに目的地に向かうより、地図やコンパスを持って向かった方が早いですよね?
水や食料を持たずにリスキーな旅を続けるより、それを持って安全に旅した方が旅に出るハードルは下がりますよね?

ワタシにとっての”ライフハック”って、つまりそういうモノなんだと本書を読んで気づくことができました。

以下、幾つかメモした部分を挙げます。

SIRO-OBI HACKS!09 優れた人に私淑する

本書は、SIRO-OBI(白帯)1〜3 → CHA-OBI(茶帯) → KURO-OBI(黒帯)という構成になっています。
初心者向け(=白帯)に多めにページを割いてるんですね。

私淑というのは、直接教えを受けないけれども、その人のことを尊敬しいろいろ学んでいくこと。
白帯ライフハックの段階では、どれだけ優れた師匠に私淑できるかが重要です。
というのも、この段階では「誰から学ぶか」というのはそのまま「誰を真似るか」ということになるので、真似る相手によって自分の成長の方向とスケールが決まってしまうからです。

(P.59)

私淑、って何かカッコいいですよね(え、ワタシだけ?w)
よく勝間さんや和田裕美さんなど著名な方に「メンターになってください!」っていう人を見かけますが、アレってなんかダサいなーと思ってたので(失敬)、私淑ってステキ……と。

「メンター」自体を否定するわけではなく、相手に直接「なってください!」っていう行為がアレだなと…すみません。

コミュニケーションの密度と感受性は比例する

「共感」って大事ですよね。
何か悩み相談をするとき、悩みを解決して欲しいというより、話を聴いて共感してほしいだけ、ということも多々あります(特に女性の場合)

コミュニケーション密度が高くなればなるほど、そうした限界の感情を受け取る感受性が大切になります。
(中略)
この「感情」というもの実はすでに知っている感情しか受け取ることができません。
(中略)
年を取れば取るほど人は涙もろくなりますが、それは自分のなかにそういった感情の経験が蓄積して、人の感情を理解できるよういなるからなんです。
ということは、イメージに込められた感情を受け取るにも、自分自身でその感情をすでに知っているということが重要になってきます。

(P.104)

高校のときは高校野球で泣けなかったんですが、大人になってから「熱闘甲子園」を見て号泣するのはこういう理由だったんですね…!(なんか違うよーな気もするけど)

感情の引き出しが多い→感受性が高い、ということかな。
感情の引き出しを増やすには、いろんな経験をする必要がありますよね。ふむふむ。

ライバル=同志

「ライバル」という言葉を聞いて、どんな関係性を思い浮かべますか?
「蹴落とす」「出し抜く」みたいな不穏なイメージを思い浮かべた方、今すぐ考えを改めましょうw

著者にとっての「ライバル」の定義は以下のとおり。

ライバルは、同じ頂上を目指している登山の同行者のようなものです。
目的を達成するためにお互いがお互いを高めあうような関係です。
だから、競争相手でもあり、同時に志を同じくする者、つまり同志でもあるわけです。
こういうライバル関係においては、足の引っ張り合いではなく、頂上を目指しながら切磋琢磨する、建設的な関係を築くことができるはずです。
相手がすごいことを成し遂げれば、拍手を惜しみなくおくるような関係です。

(P.176)

なんかステキですよね。
相手が何かスゴいことを成し遂げたとき、嫉妬するのではなく拍手をおくる。
自分もこうでありたい、と強く思います。

命令ではなく、合意形成を

組織を動かしているときには、命令するのではなく、組織が円滑に活動できるようにするファシリテーターとなるべきなのです。
そこでは、命令ではなく、合意を形成して、個人が自発的に行動していくことが重要になります。

(P.200)

■編集後記■

最近、ブログでのアウトプットの仕方を模索してます。
単なる覚えがきなら、自分のローカル環境にメモしておけばいいけど、じゃあ「何のためにブログで紹介するのか?」と考えてます。

結論はまだ出ませんが、よかったらまたお付き合いくださいませ☆

<目次>

はじめに

第1章 SIRO-OBIライフハック1―マネージの型を身につける
 01 考えながら仕事をしない
 05 分類する前に収納する  他

第2章 SHIRO-OBIライフハック2―イメージの空間を思考する
 17 コミュニケーションのエントロピーを減らす
 24 ヒアリングはマインドマップでメモをする  他

第3章 SHIRO-OBIライフハック3―身体の時間を管理する
 28 午後4時以降を集中タイムにする
 36 「集中の儀式」で脳をコントロール  他

第4章 CHA-OBIライフハック
 03 売上は「落ちる」ではなく「落とす」
 05 効率の悪いスケジュールを組む  他

第5章 KURO-OBIライフハック
 02 できるだけ他人の成果にする
 09 過去の偉人との人脈をつくる  他

第6章 ライフハック・バガボンドを目指せ!
 02「オレ様化」する僕たちのジレンマ
 07 ライフハックと一緒に未来旅行へ  他

おわりに