これからの時代、個人にもブランディングが必要!『パーソナル・マーケティング』本田直之

本のマナビ
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今回ご紹介するのは、言わずとしれた本田直之さんの本。
少し前に読了してたんですが、ようやく書評をアップします。

本のオビには、

「会社に頼れない時代に
もっとも信頼できるもの――
それは自分だ!」

とありました。

まず、別の著書『本田式サバイバル・キャリア術』にも記載があるそうですが、今の時代、とてもじゃないけど会社に人生を委ねるなんて無理で、自ら生き抜く「個人サバイバルの時代」と位置づけられています。

以前は会社の名前で仕事ができましたが、「個人サバイバルの時代」である今は、自分自身でブランディングをしていく必要がある、というのが著者の主張。

本書では「なぜパーソナル・マーケティングが必要なのか?」から、個人ブランドをマネジメントするところまで、事例を交えながら紹介されています。

こんな時代だからこそ、今は必要性を感じていなくても、本書のプロローグだけでも立ち読みすべし!
きっと続きを読まねば!という気持ちになるはずです。

パーソナル・マーケティングが上手い人・ヘタな人

まず、著者はパーソナル・マーケティングがうまくいっている人の共通点と、そうでない人の共通点を挙げています。

上手くいっている人の4つの共通点

今回は④に特に注目しました。

自分の進みたい方向を考えるとき、それが「人の役に立つことか?」「誰の役に立つのか?」を意識して行動している人は、周囲からも応援してもらえます。逆に、自分のことばかり考えているような人は、気がつくと周りに誰もいなくなるでしょう。
(P28より抜粋)

これって、先日書評をアップした勝間さんの「やればできる」の考えに似てますよね。

私はビジネス書をよく読むのですが、周りにあまりそういう友人がいません。。
望んでいない相手に「読んでみなよ!」と本を勧めても、大きなお世話になりかねないんですね…ちと反省。

うまくいっていない人の6つの共通点
敢えて紹介しませんが、ギクッとする点もあり……精進します。

パーソナル・マーケティングのフレームワーク

こういうフレームで自身のブランディングを考えたこと、今まで全くありませんでした。

本書のいうフレームワークでは、
[プロフィール]と[スキル]を「誰の役に立つのか?」という視点で考え(=[ニーズ])、体系化します(=[ロジック])。
そして、それを第三者によるアドバイスを取り入れながら、他者と差別化していきます(=[オリジナリティ])。

そうやって初めて[コンテンツ]ができあがり、それをいかに届けるかを考え、実行する([プロモーション])ことで、ようやくパーソナル・ブランドができる、というわけです。
そして「相手の信用に応え続けることで、[クレディビリティ(信用)]が生まれてくるわけです。(P.50より抜粋)」

パーソナル・マーケティングを正しく行なうには、「一連のプロセスをすべて押さえることが必要」とのこと。道のり長いなぁ……
ここまでが全体像です。

自分の「強み」を洗いなおすフェーズ

本書は所々でWORKが出てきます。
ここではまず、

「名刺を渡してはいけない」
「自分の会社名を言ってはいけない」
という前提で自己紹介の文章をつくってみましょう。
それができたら、実際に、初対面の人に自己紹介をしてみましょう。

というワークが紹介されていました。

コレ、前職を辞めてから、かなり困りました。
今まで自分がいかに会社の名前に頼っていたのか、痛感しました。
最近はこのワークをやったので、会社名を言わなくても、慌てず自己紹介ができるようになりましたが……「会社に所属していない」ということが、こんなにも不安にさせるのだなと思ったものです。
その思考じゃイカン!ってことですよね。

ターゲットを明確にするフェーズ

本書では「誰の役に立つか?」という記述がたくさん出てきます。
つまり、このことがパーソナル・マーケティングを考える上で、非常に大切なのだと理解しました。

ターゲットとして考えている相手がいても、相手のニーズが自分では役に立てないことでは、全く意味がないわけですよね。

私は、周りの友人達もビジネス書を読んで、一緒に日々をカイゼンしていければいいなーと思っていますが、今のままだと力不足です。。

断片的な経験や能力を体系化するフェーズ

ココのWORKがキツい。。
実はまだ1/3しかできてません。

あなたのこれまでの経験の中で
うまくいったこと、
成果が上がったこと、

人に教えられることを、
100個書きだしましょう。
(P.121より抜粋)

ひえー!100個もあるのかしら……

そして、それが「なぜうまくいったのか?」と突き詰めて考えることで、再現性あるスキルに昇華させることができるそうです。

そうやって集めたスキルやノウハウを、

本の目次を参考に、自分のスキルを体系化する(P.129より抜粋)

というWORKを行ないます。

確かに本書を含め、売れてるビジネス書の目次って、それだけで買う価値アリ!ってくらい、キッチリ体系立てられていますよね。

私は書店で本を買うとき、必ず目次を見て決めます。
目次が体系立てられていない本は、結局「なんとなく」しかアタマに残らない気がします。
(いや、そもそも私のアタマの問題かもしれませんが……)

「自分ならでは」の独自性をつくるフェーズ

マルチキャリア・マルチタレントについて書かれています。

  • 異なるキャリアをミックスさせることで、オリジナリティにつながる=マルチキャリア
  • 趣味や特技などとの掛け算で、差別化する=マルチタレント

私だったら、ダンス×キャリアカウンセリングとか?(いや、冗談です)

個人のプロモーション戦略を考えるフェーズ

最初に「セルフメディアを持つ」という記載があります。
勝間さんの「目立つ力」でいう「立体名刺」に通じる考えですね。

他にもマスメディアとの付き合い方や、メディアキットをつくることについて書かれていますが、正直、自分にとってはまだ先の話だと思うので、一旦ここから先は割愛します。
気になる方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね!

<目次>
【パーソナル・マーケティングの基本戦略】
法則01 パーソナル・マーケティングがうまくいっている人の共通点
法則02 パーソナル・マーケティングがうまくいっていない人の共通点
法則04 パーソナル・マーケティングのフレームワーク 等

【自分の強みを洗いなおす】
法則05 会社のブランドに頼らない
法則07 プロフィールにストーリー性を持たせる
法則14 「人に教えられること」を持っている 等

CASE STUDY 1/山本ケイイチさん

【ターゲットを明確にする】
法則17 うまくいっている人のやり方を真似する
法則18 「相手はあなたに何を求めているか?」を考える
法則20 まず、狭いマーケットで一番になる 等

CASE STUDY 2/泉正人さん

【断片的な経験や能力を体系化する】
法則21 成功体験をリストアップする
法則22 「たまたま」の成功を「何回でもできる」スキルに変える
法則24 ロジカルにまとめる練習をする 等

CASE STUDY 3/湯本優さん

【他人との差別化をはかる】
法則25 「自分ならでは」の独自性をつくる
法則26 キャリアをミックスさせる
法則28 自分のキャッチフレーズを持つ 等

CASE STUDY 4/四角大輔さん

【個人のプロモーション戦略を考える】
法則29 セルフメディアを持つ
法則30 自分の名前を検索してみる
法則34 本を出版する 等

【個人ブランドをマネジメントする】
法則35 長期ブランディングを目指す
法則37 ブランド接点をデザインする
法則38 外見だけ立派にしようとしない