うっかり「信頼残高」を減らしていませんか?相手と信頼関係を築く3つのポイント

日々のマナビ
うっかり「信頼残高」を減らしていませんか?相手と信頼関係を築く3つのポイント

信頼残高」という言葉をご存知ですか?

今日は「信頼残高」を貯めるコツや気をつけたいことについてのお話です。

まず、直接「信頼残高」について言及した記事ではありませんが、作家・ブロガーのはあちゅうさんの記事にとても共感したのでご紹介します。

一部引用しますね。

出来ない約束はしないに限ります。
ドタキャンのほうが相手に与える被害が大きいからです。
例えば打ち合わせひとつ取っても、相手は、その予定を中心に移動を考慮して、一日の流れを作っているかもしれない。
あるいは、誰かとの予定をキャンセルして、無理やりに1時間くれたのかもしれない。
子供をベビーシッターに預けて、お金を払ってつくった時間かもしれない。

まさに上記のようなことがあった友人の話を聞いたばかり。
友人の相手に対する印象が著しく損なわれてしまったのを目の当たりにしました……。

「信頼残高」って何?

まず、そもそも「信頼残高(または「信頼貯金」)」とは何なのを簡単に紹介します。

「信頼残高」という言葉はスティーブン・R・コヴィー氏の『完訳 7つの習慣』にある「第4の習慣」の中で登場する考え方です。

「信頼残高」とは、相手との信頼関係の度合いを銀行口座の残高に例えたもの。
残高がたくさんあれば、多少失礼なことをしてしまっても許してくれるでしょうが、それが度重なると信頼残高がどんどん減って、最終的にはゼロもしくはマイナス、つまり信頼関係がない状態になってしまいます。

例えば、待ち合わせに遅刻してしまったときのことを考えてみましょう。
相手が親しい相手なら5分程度の遅刻でいちいち怒ったりしませんよね?
でも、それが毎回だったらどう感じますか?

きっと「この人は毎回遅刻する人だ」と思うでしょうし、あまり良い気分にはならないですよね。

「信頼残高」の増やし方

7つの習慣」では、信頼残高を増やす方法が6つ紹介されています。

  1. 相手を理解すること
  2. 小さなことを大切にすること
  3. 約束を守ること
  4. 期待を明確にすること
  5. 誠実さを示すこと
  6. 信頼残高を引き出してしまったときは、誠意をもって謝ること

例に挙げた「待ち合わせに遅刻する」は3つめの「約束を守ること」に反するため、信頼残高を減らしてしまうことになります。

6つの中で最も重要なのが、1つめの「相手を理解すること」です。

良かれと思ってやったことが裏目に出てしまったり、自分にとっては一大事なのに相手が受け止めてくれない、ということはよくあります。

前者は「相手は何を大切にしているのか・関心があるのか」を理解していないことが原因で、後者は「相手が自分の大切なもの」を理解してもらえていないことが原因。

自分が大切にしていることに相手も興味を持ってくれたら嬉しいですよね?
相手に信頼してほしければ、その逆の行動、つまり「相手の関心事に興味をもつ」ことが大切ということです。

信頼を築くのは時間がかかるけど、失うのは一瞬

信頼残高の貯め方を見てお分かりの通り、信頼を築くのには時間がかかります。

貯め方の5つめにある「誠実さを示すこと」は、いきなり相手に「自分は誠実な人間です!」って宣言してもダメですよね(笑)。

自分が誰かを信頼するときのことを考えてみてください。
たいていの場合、日々コミュニケーションを取る中で、ある程度の期間を経て「あ、この人は信頼できるな」と判断しているはず。

 

一方、信頼残高を貯めるのはコツコツ時間をかける必要がありますが、失うのは一瞬というのが怖いところ。

極端な例ですが、信頼していた相手が、実は陰で自分のパートナーと付き合っていたらどうでしょうか。
「あの人がそんなことをするはずがない」「何か事情があるはずだ」と信じ切ることができますか?

もちろん、こんな極端なケースは稀ですが、仲良くなりたいと思った相手が、実はドタキャンしまくる人だったら?自分の大切にしているモノを雑に扱われたら?

自分では些細なことだと思っていることでも、一気に信頼残高を減らしてしまう可能性があるので、注意しましょう。

「準備の時間」を想像できるか?

冒頭にご紹介したはあちゅうさんの記事の話に戻ります。
私の友人には舞台役者やダンサー、イラストレーター、ミュージシャンなどアート・クリエイティブ系の仕事をしている人が多いんですが、彼らはほとんどドタキャンしません。

なぜだろう?と考えたときの思い当たったのが、
準備の時間
を知っているからではないかと考えました。

舞台もライブもイラストも、完成して本番を迎えるまでに想像以上の時間がかかります。
アート系の仕事に就いていない人は、学生時代の合唱コンクールや学芸会を思い出してみてください。

たった数十分、もしかしたら数分のために、何度も何度も練習しましたよね?
プロはそれでお金をいただく仕事なので、さらに多くの時間をかけていることがほとんど。

だからこそ、普段の食事会もドタキャンしません。
仮にどうしても来れない場合でも、最後に顔だけでも出すとか、会費は後日振り込むなど、フォローは欠かしません。

それは「幹事がお店を探し、みんなの予定を調整し、楽しい時間になるよう準備に時間をかけてくれた」ことを知っているから。

相手が自分のためにかけてくれた「準備の時間」を想像する習慣をつければ、信頼残高は勝手に貯まっていくのかもしれませんよ!


■編集後記■

偉そうなことを書いてしまいましたが、私自身もうっかり信頼残高を減らす行動をとってしまい、後から青ざめることもあります(もちろん、誠心誠意、平謝り)。

いやはや、知らないうちに信頼残高がマイナスになっていた……!なんてことにならないよう、コツコツ誠実に行動したいものです。。

 

余談ですが、冒頭で紹介した友人は、始業前に会いたいと言われたので早朝(時間外)に保育園に預け、相手の会社近くまで行ったのにドタキャンされたそう。
友人に幼いお子さんがいることは相手も知っているはずなのに、です。

ドタキャン後、相手からは謝罪のメッセと、リスケ依頼のメッセが何度も届いたそうですが、私だったら会わないかな……そもそも、自分から会いたいと思って誘った人なら、相手の希望する場所に伺うのが当然だと思っていたのでビックリしたんですが、皆さんはどう思いますか?