塩谷舞さん『milieu』ローンチ記念公開編集会議に参加してきました! #ミリューのこと

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塩谷舞さん『milieu』ローンチ記念公開編集会議に参加してきました!

今日は下北沢B&Bで行われた「『milieu』ローンチ記念公開編集会議」に参加してきました!

milieu(ミリュー)」とは、フリーランスライター&編集などをされている塩谷舞さん(通称:しおたん)が立ち上げた今年1月30日にローンチしたWEBメディアです。

参加したのは、もちろんマナビシェアをより良くしたいと思ったからです。
参加者の属性は「3.8割くらいがメディア関係者」(by しおたん)

どうして始めたのか? をあらためて。

今日のイベントの主旨は「ブレスト的にいろんな意見を聞きたい」とのこと。

表向きのことはブログに書いたとのことで、裏側にある思いについて話していただけました。

もともとフリーライターとしていろんな媒体で書かせていただいていたんですが、フリーライターはとにかく体力を使うんですよ。
「バズらせて」と依頼をいただくことが多くて、自分でメディアを持っていないから、毎回読者層と合うメディアを探して書かせていただけるよう交渉しています。

 

あたらしいオウンドメディアで書く場合は、Webディレクションから入る場合も多くて。もともとWebディレクターだったからこそやらせてもらう部分でもあるのですが、書くこと以外の仕事に時間を使うことも疑問に感じてきて……

「メディア側との交渉も自分でやるのか!」というのが驚きでした。
確かにタイトルに惹かれてクリックしたけど、スマホ対応になっていなかったりすると一気に萎えてブラウザ閉じますよね。その点、メディアはしっかり設計されているから安心ということかな、と。

自分の庭を作らないと、疲れてしまう

だからこその「個人メディア」だったんだなと納得しました。
仕事の面でも引き受けられる媒体(=milieu)がある+専門的な分野を極めていく「自分の庭」ですね。

彼女がやりたいのは「いろんなクリエイティブシーンを作る」ことだそう。

最近の若い人の中には、好きな雑誌やメディアを聞くと、「Twitterで**さんをフォローしています」という人も多いそう。
その人がツイートしている情報を得るというわけです。

結果的に見ているメディアは同じなのかもしれないけど、入口が違うんですね。
10年前でいう「mixiで何のコミュニティに入っているか?に近い感覚かな」としおたん。

バズれば何でもいいってわけではないですし、「バズりやすいものを基準に記事を作ってはダメ」ですよね。

デザインが、とてつもなく大事

続いて、サイトデザインの話。
「ほぼ日」や「北欧、暮らしの道具店」を例に上げつつ、「浄化させる(炎上しない?)ためのデザインをすごく考えた」としおたん。

上に挙げた2つのサイトって、独自の世界観がありますよね。「ほぼ日っぽさ」みたいな。

デザインより「コンテンツ is キング」みたいな時代ではあるけれど、とはいえデザインってみんなが思っている以上に大事だよねって思ってて。
(中略)
背景もすごく大事なんです。milieuはうっすらグラデーションさせています。浄化されるというか、読了感をスッキリさせて、読んだ後に気持ちが良くなってくれればいいな、って。

写真も意識的に選んでいるそう。正面向いてピースサイン!みたいな写真だと、親近感は持ってもらえるかもしれないけれど、逆に話しかけやすすぎるよね、という話は目からウロコでした。

すでに「しおたんブログ」があるから、わざわざメディアにしなくても良いのでは?というのはさんざん言われたそうですが、「milieu」があることによって適度に距離も取れるし、「しおたん.comに掲載させてください」と「milieuに掲載させてください」だと、相手に与える印象も変わる、と。なるほど。

milieuのデザインに関しては、こちらの記事に詳しく書かれています。

インターネットで人生が変わった

他にも以下のようなトピックが出たんですが、オフレコ話が多かったので最後に印象に残った話をシェアします。

その他のトピック

  • 記事本数は必要なのか? 検索流入の意義は何なのか?
  • 「当たり前」」を疑って作っていくこと
  • (でもあと100倍くらい広げていきたい)
  • どうやって続けて(稼いで)いくの?

私は著名になってからの彼女しか知らないので想像できないんですが、「会社員1〜2年目は自己紹介できるようなことが何もなく、アイデンティティが無かった」そうです。ね、ちょっと信じられないですよね。

最初は「必死にあがいて書いていた」ブログがバズって、「バズった人だ!」と認識されて、初対面の人と会うときも、「頑張って自己紹介しなくても、前情報でプラスの印象を持ってくれていたりした」としおたん。
ああ、規模は全然違うけれど、すごくよく分かります。
「踊るOL。(私の個人ブログ)の中の人なんですね!」って初めて言われたとき、すごく嬉しかったなぁ。

「寄稿の話をいただいたときは、ありがたくて、祈るような気持ちで書いていた」とおっしゃっていたのが、とても印象に残りました。
それが今や押しも押されぬ人気ライターですよ。すごい。

 

ちなみに、この記事は彼女が持っているスキルを総動員して書いたモノだそう。

地元を離れた、全ての都会人へ。こんな田舎に帰りたくないですか? – イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

「田舎が素晴らしい」を伝えたくて、移住が最高のコンバージョンだとしたら、タイトルに地名を入れてもダメなんです、あまり知名度が高くないし「自分ゴト」にならないから。
ターゲットは大阪と東京に住む都会の人向け。
書きたいことを書いちゃうと、片思いの人にラブレター書くような感じになっちゃう。

何で最初に柿次郎さん(ジモコロ編集長)を登場させたのか?などなど、「うわ、ココまで考えてるのか!」と思うことばかりでした。

しおたんのベースには「(読んでくれる人に)1秒たりとも無駄な時間を過ごしてほしくない」という考えがあるそう。

コレは小学校3年生からやっていた演劇の先生の言葉に衝撃を受けたからとのこと。
いろんなところで言ってるっておっしゃっていたけど、このインタビューが分かりやすいかな?

後半は彼女の人生相談にみんなが乗るよ!みたいな感じになってしまいましたが、非常にアットホームで、しかも勉強になりまくりのイベントでした。

今後のしおたんと「milieu」が楽しみです!


■編集後記■

しおたんさん(記事中では「しおたん」って書いたけど、ご本人の前で呼んだことがないので「さん」付けw)、以前『編集会議』か何かで見かけてからTwitterをフォロしていて、某ネイティブ的な勉強会で初めてお会いしましたが、今日はご自身のメディアの話だったからか、すごくアットホームで楽しいイベントでした!

個人的には、スライドで使われていた和文フォントが美しくてツボでした。何てフォントなんだろう。

メディアを作る上で意識されていること(ココまで深く考えているのか!)や、記事の書き方・届け方は、もう手がつりそうになるくらいメモりましたし、マナビシェアについて考える良いキッカケにもなりました。

あと「1記事3日くらいかかる。何度も書き直す」っておっしゃっていて、ちょっと安心しました。あのクオリティをサクサク書いてます!なーんて言われたら、日本海溝あたりまで凹むとこでした(笑)

いやはや、まだ29歳 28歳ってスゴいな。私もコツコツ頑張ります!

※追記:ご本人から「28歳です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」と訂正が入りました。し、失礼しました!