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活躍している人は「自分」をよく知っている-『 #自分への取材が人生を変える 』

活躍している人は「自分」をよく知っている-『 #自分への取材が人生を変える 』

世の中で活躍している人の共通点って何だと思いますか?

「それが分かったら、とっくに実践しているよ!」と思う人も多いかもしれません。
ちまたには「成功者がやっている30の習慣」みたいな本が溢れていますよね(数字はテキトウです)。

今日ご紹介する『自分への取材が人生を変える』の著者 はあちゅうさんは、職業柄さまざまな業界の人に会う機会があり、活躍している人とそうでない人の違いを観察してこられたそう。

本書では、さまざまな人を観察した結果わかった共通点や、はあちゅうさん自身の習慣について紹介されています。

スマート新書」という新しいジャンルで、本のサイズはスマホよりちょっと大きいくらい(iPhone8 Plusくらい?)。

ページ数も95ページとコンパクト。
あっという間に読めますが、内容はギュギュッと凝縮されていますよ!

 
 

目次

取材される機会がないなら、自分で取材すればいい

はあちゅうさん曰く、面白いコメントを言う(書く)には「その人にしか言えない、自分なりのコメント」を言うことが大切とのこと。

でも、なかなか「自分なりのコメント」をパッと言うのって難しいですよね。
活躍している人たちは、なぜそんなことができるのか。はあちゅうさんの出した結論が以下です。

彼らは自分のことをよく知っていて、自分のデータをしっかりと持っているからではないかという結論にたどりつきました。
彼らは、番組内や取材などで、自分自身について聞かれることがとても多いです。私も取材を受ける機会は多いのですが、取材って、ふだん考えたことのないようなことにも、その場で答えなくてはいけません。(P.8-9)

なるほど、と思いつつ、普通は取材を受ける機会なんてなかなかないですよね。

だからこそ、本書のタイトルにもある通り、「自分で自分を取材する」のです。

日記に何を書けばいいのか問題

「自分への取材」がオススメなのはわかった。でも、どうやって? と思いますよね。
私も「え、自分にインタビューするの……?」と思いました(笑)。

はあちゅうさん曰く「日記や手帳を書く習慣がある人も、この『自分で自分に取材』が自然とできています。(P.11)」とのこと。

日記の効用は本書以外のさまざまな書籍でも言及されていますが、

  • 学生時代、勉強で一番大切なのは復習でした。(中略)だからこそ、くり返し反復復習をしている人は強いのです。(P.17)
  • 本当に大事なのは、「見返す」という作業ではないでしょうか。

という箇所が一番響きました。

私自身、小さい頃から日記をつけていますが、そのことを言うと「日記って何を書けばいいの?」と聞かれることが多々あります。

オススメなのは、日々書くことを決めておくこと。
たとえば、その日の食事、会った人、体調や体重、天気などです。

ちなみに、本書と同じサイズで、はあちゅうさんプロデュースの『自分への取材手帳』も発売されています。


月別に「暮らし・家族のこと」「仕事のこと」「ネットで見かけて気になったこと」などを書く欄が用意されています。
日記や手帳などに日々メモしておいて、月末にまとめてこの手帳に転記してみると、良い振り返りになりそうです。

1つのアウトプットのために、3つ以上のインプットが必要

「かなった夢に目を向けることの大切さ(P.34)」「惰性の付き合いはしない(P.67)」「自分の外見に誰より影響されるのは自分(P.72)」など、本書にはササる内容だらけですが、個人的に一番ササったのが、以下の箇所です。

アウトプットというのは、インプットしたうえで情報を取捨選択したり、自分なりの味付けを加えるということなので、1のアウトプットを出すためには、3以上のインプットがいると思います。(P.86)

いやもう、おっしゃる通り! と自分を省みて、もっとインプット・アウトプットを高速回転させようと思いました……!

はあちゅうさんは「取れ高」という言葉を使っていますが、確かに自分の人生経験がアウトプットのネタになることは思ったより少ないんです(いや、波乱万丈なご経験をされている人もいるでしょうけれど)。

だからこそ、本やネットでインプットするわけですが、はあちゅうさんなりのネットとの付き合い方も非常に勉強になりました。

そのときの記憶や感情ってそのときだけのもので、もうその一瞬を逃すと、思い出せなかったり、感じられなかったりするのですよね。
だけど、ブログなりSNSなり本なり日記なり、とにかくどこかに残しておけば、あとからまた出会える。情報は「また出会うために」誰かにシェアしておく。(中略)シェアすることは、人のためにもなるけれど、結局最後は自分に返ってくるのです。(P.93-94)

私もついスキマ時間にFacebookのタイムラインやTwitterを眺めてしまいますが、気になる情報はFacebookの「あとで読む」で保存したり、Pocket(特定のURLをブックマークしておける「あとで読む」的なサービス)に溜めています。

参考
Pocket

でもコレ、延々と溜まっていくんですよね……Facebookではたまにシェアしたりしていますが、久しく活用できていないTwitterでも、積極的にシェアしていこうと思いました。

※良かったらフォローしてみてください! → Twitter:@jaggyboss


■編集後記■

たった95ページなのに、すごく響くポイントの多い一冊でした!
新年からは普段使う手帳の他に、「ほぼ日5年手帳」もつける予定です。

とはいえ、1日10分程度なので習慣にしてしまえば誰でもできますよ!
まずは本書を参考に、「自分への取材」を始めてみてはいかがでしょうか。

 

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