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すべての働く女性へのエール!『これからも働き続けるあなたへ』太田彩子

すべての働く女性へのエール!『これからも働き続けるあなたへ』太田彩子

今日はずーっとお目にかかりたかった太田彩子さんとお会いできた記念で、太田さんの最新刊のご紹介です。
「会いたい」って言ってたのを覚えてくださってた関谷英里子さん(@erikosekiya)、ホントにありがとうございました!

著者の太田さんはリクルートご出身。
大学在学中にご出産され、新卒ではなく第2新卒として赤ちゃんを抱えながら就職活動をされたそう。

「営業部女子課」をはじめ様々な活動をされていて、共通のお友達も多いので、2年くらい前から「会いたい人リスト」(毎年元旦に更新)の上位にいた方です。

では、さっそく書感をご紹介していきます!

本書は、ライフイベントごとにCHAPTERにまとまっています。
「就職」「新人卒業」「結婚」「妊娠」「子育て」「子育て後」
という6つのステージそれぞれにつき、8つずつ「処方箋」が書いてあります。

オビにも「入社1年目の女子、必読!」とありますが、若手向けの内容かも?
(ええと、ワタシ、後半4つは未経験ですけどね!)

目次

新入社員~中堅まで:人生は壮絶な「椅子取りゲーム」

この章を読みながら、自分の新人時代はどんなだったかなーと遠い目。
社会人になって丸10年が経ちますが、当時のワタシに何かメッセージを贈るとしたら、「四の五の言わずに、目の前の仕事をやれ!」かな。

この2つの章には、仕事をする上での習慣付けの方法や、ネガティブな感情との付き合い方についての解説があります。

「良い習慣の身につけ方(P.37~)」にある1行が心に響きます。

習慣は「足し算」ではなく、「かけ算」であなたに予想以上に多くのものをもたらします。

本書では、通勤電車内での過ごし方を例に挙げていますが、ちょっとしたことの積み重ねでも、1年・3年・5年と継続していくと、膨大な時間になりますよね。
(ワタシも通勤電車内は読書をしてるんですが、最近はSNSに時間を取られ気味…反省^^;)

 

また、不安との付き合い方について、ワタシが普段行なっているGTD(Get Things Done/デビッド・アレン氏提唱の個人のワークフロー)と似ていたのでご紹介します。

著者によると「不安は頭の中で延々と繰り返される性質があります(P84 )」とのこと。
でも実際に書き出してみると、大したことじゃないなーと気づいたりすることってありますよね。

本書では「モチベーション低下を防ぐ方法(P.85)」として、3ステップに分けて紹介されています。

  1. 不安を洗いざらい紙に書きだしてみる。
  2. 不安の原因を突き止め、解決できるものは解決して不安を軽くする。
  3. 解決できない不安とは、上手につきあっていくと静かに覚悟を決める。

(3)がなかなか難しいんですよね^^;

結婚~妊娠・出産まで:幸せのかたちを見つける

全部のステージ未経験のワタシがあれこれ書くのもアレなんですが、キャリアカウンセラーをやっていて、いつも思うことは、
結婚や出産で仕事を辞めないで!
ということです。

専業主婦が悪い、というつもりは全くありません。
実際、ワタシの友人にも何人も専業主婦をやってる子がいます(むしろ今やアコガレの職業!?)

でも、後述しますが、子育てが一段落した後、いざ会社員として復帰をしよう!と思っても、なかなか難しいのが現状です。

結果、会社員として働いていたのとは全く異なるパートの仕事に就くことになるケースも多々あります(価値観はいろいろなので、それが悪いというわけじゃないですよ)

なんてもったいない……!!!

本書によると「女性にはまだ起こっていないことを先取りして心配して、緩やかに積極性を失ってしまう傾向がある(P.120)」そうです。

その女性特有の「成功回避の心理」を克服すべく、自由な時間が持てる独身の間は「アクセルを踏み続けて」おくことが大切なんですね。

詳細は本書に譲りますが、この章でグッときた箇所を2つご紹介。

  1. あなたには家庭以外でも輝ける場所が必要(P.133)
  2. 「前向きに」周りを巻き込んで 職場をあなたの「妊娠応援団」にしてしまおう
(P.136)

「妊娠応援団」ってステキな言葉ですね!

子育てが一段落したら:「誰かのための時間通帳」をつくる

仕事と子育てとの両立って、何だか大変そう。自分にもできるかな……と思ってる女性って、きっとたくさんいます(ワタシは欠片も自信がありませんw)

そんな女性たちへの著者のアドバイスは、

子どもにてがかかるこの時期に、このように仕事の効率化を習慣にすることができれば、手がかからなくなった時に、更に大きな差となって現れてきます。

(P.168)

とのこと。

た、確かにそうかも……!(我ながら単純ですがw)

でも、「子どものお迎え」などデッドラインがハッキリ決まっていたほうが、仕事の質って上がる気がします。
お子さんのいないヒトでも、アフター5なり6なりに予定がある日は、いつもよりテキパキ仕事を片付けることができたりしませんか?(笑)

そして、子育てが一段落した後について。
お世話になりまくってる六本木の女帝こと奥田姐さんがよくおっしゃってることと似ている箇所を見つけたのでご紹介。

まずは、誰かの役に立つよりも、とにかく自分を食べさせましょう。
懸命に自分の役に立ちましょう。
それができるようになって初めて、その範囲をほんの少しだけ広げられるようになります。つまり、友達や家族、愛する人の役に立てるようになる。
そして、自分の会社の役に立てるようになり、部下の役に立てるようになり、お客様の役に立てるようになると、ようやく一人前になってきます。
世間にも、そうみなされるようになってきます。

 

それからではないでしょうか、本当に社会の役に立てるようになるのは。

(P.210~211/適宜改行)

まずは自分を、それから周りの大切なヒトを幸せに。

本書では、人生をカクテルに例えている箇所がありますが、さて、ワタシはどんなリキュールをシェイクしようかな?といろいろ考えさせてくれる一冊です。

特に20代の若手女子&新米ママさんにオススメ!


■編集後記■

なんかもう、あったかい本だなぁという感じでした。

お会いした時にもお話されていましたが、やはりライフステージが変わっても、女性には働き続けてほしい!というエールを本書から感じることができます。

太田さん、ステキな本(+サインも!)をありがとうございました!
またお目にかかれるのを楽しみにしております!!

<目次>
はじめに
CHAPTER1 働きはじめたあなたへ
CHAPTER2 ひと通り仕事を覚えたあなたへ
CHAPTER3 結婚を考えはじめたあなたへ
CHAPTER4 妊娠がわかったあなたへ
CHAPTER5 仕事と子育てを両立させたいあなたへ
CHAPTER6 自由な時間ができはじめたあなたへ
おわりに

 

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